はじめまして。
<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
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現在<りらいとらぼ>でコスパよく文章力を磨くコツを伝えています。
公務員試験にチャレンジするあなたのためにテーマ別論文対策を記事にしました。
将来の進路を定めて、これから試験対策を始めるなら、ぜひこの記事を読み込んでください。
きっと合格へ第一歩を踏み出せますよ!
今回のテーマは外国人労働・多文化共生です。以下の3つを解説します。
1 技能実習の問題点を整理!
2 解決・改善に向けた取組を提示
3 ココが答案作成の超重要ポイント
対策まとめ&特別企画!
まず技能実習制度について解説します。それでは、どうぞ!
【本記事はプロモーションを含みます】
技能実習の問題点を整理します
法律によると外国人技能実習制度とは「日本の進んだ産業技術を途上国に移転、供給するため、5年を限度に日本国内の企業現場で労働に従事できる制度」です。
しかし近年、日本国内の労働力不足を補填する手段となりました。
技能実習生は低賃金で、過酷な労働を強要される、劣悪な住環境におかれる、転職を許されない、休日の行動まで制限されるなど「制度の悪用」が指摘されるようになりました。
厳しい生活に耐えらなくなった実習生が、毎年多数失踪しています。
また、入国管理の抑圧的対応が慢性化し、入管施設での虐待も疑われています。
外国人労働者への対応が人権侵害に当たるとして、国際機関やマスコミから強く非難されています。
少子化で労働人口減少が深刻化する日本にとって、技能実習生は産業を支える貴重な存在ですよね。
にもかかわらずこのような対応を続けていけば、日本のイメージはさらに悪くなり「働きづらい不人気国」のレッテルを貼られてしまうことに・・・。
まず、日本に移り住むの人々への「日本語教育」にも問題があります。
日本語能力が不足すれば生活上、いろいろな場面で支障が出てきます。
社会サービスを受けられない、学校や職場に適応できない、経済的に不安定になる、貧困のスパイラルから脱出できない。
日本人が異文化に不寛容で排他主義を克服できず、かけ声だけの国際化を続けるかぎり、外国人移住者・労働者はどんどん減っていきますよね。
この状況を解消するには、行政サイド、民間レベルでどうような対策をとればよいのでしょうか。
解決へのキーワードは<互恵関係><語学保障><政治参加>です。
これが改善に向けた取組み
ある自治体が企業や民間団体と協働して、先駆的な取組をスタートさせています。
まず企業サイドが、社員の一定数を外国人枠にして積極雇用に乗り出しました。
改善に成功した秘訣は以下の3点に整理できます。
成功ポイント①
✔︎ 国籍問わず互いの人格を尊重する
✔︎ 国家間の交流・親善に貢献する
✔︎ 公正な評価で雇用を継続する
行政サイドは外国人を自治体の住民としてあたたかく迎え、快適な住環境を確保するなど、スピーディーな取組みを展開しました。とくに福利厚生にはを入れています。ポイントをまとめると、以下の5点になります。
成功ポイント②
✔︎ ボランティアによる日本語学習
✔︎ 小中学校に日本語指導クラス設置
✔︎ 広報誌による啓発活動
✔︎ 公共住宅を安価で賃貸
✔︎ 生活の困りへの相談対応
在留外国人の意思を行政に生かすシステムは徐々に確立しつつありますが・・・
国籍条項の関係で、今だに外国人に参政権は認められていませんよね。
しかし、外国人の意思を行政運営に反映させるため外国人市民代表者会議を設置している自治体もあります。
公募で選ばれた代表者が要望を提出できる仕組みです。
法的拘束力はありませんが当然、首長や議会はこれを尊重しなければなりません。
でも行政組織の整備と同じくらい大切なことがあります。
観光分野を筆頭に、日本のグローバル化はかなり進展しました。外国人と交流する機会も増えました。
互いの国の文化や歴史、生活様式、価値観の違いを受け入れ理解し共生の道を探る努力が必須です。
少子高齢化が加速化する日本において外国人の受け入れは、経済や文化の維持発展につながります。
「外国人の受け入れは日本にとって大きなメリット」と発想を転換すること。
日本再生はここにかかっているといっても過言ではないでしょう。
ここが答案作成の重要ポイント
宮城県の過去問で解説します。
問題
「地域に住む外国人が直面する課題は何かを示し、その課題をどう解決していくかについて述べよ」
(令元 宮城県)
まず答案のフレームを組み立てます。構成メモをフル活用すこと!
以下が構成メモのフローです。
(意見)→(課題)→(解決策・取り組み)→(根拠)→(結論)
この流れに沿って構成メモを作っていきましょう。
構成メモ①
(意見)
「宮城県多文化共生社会推進計画」を具体化し鋭意実行に移す
↓
(課題)
★外国人県民が「3つの壁」(意識・言葉・生活)に直面し厳しい状況下にある
↓
(解決策・取り組み)
▶︎国際理解の研修、勉強会開催、教材作成
▶︎日本語支援ボランティアの育成・活用
▶︎技能実習生の雇用促進と地域での共生推進
▶︎「みやぎ外国人相談センター」の積極活用
↓
(根拠)
・外国人県民と地域の関係が希薄
・文化、習慣等の相互理解の不足
・多言語ツール、学習機会の不足
・相談内容の変化、就労支援が必要
↓
(結論・望ましい姿)
◎意識、言葉、生活の壁の解消
◎外国人の自立と共生の地域づくり
構成メモができたら、さっそく答案作成に取りかかりましょう。
あと「本県の課題を一つ挙げ・・・」対策について。
構成メモは以下のフローで書くとよいです。
構成メモ②
<自治体の外国人施策>
↓
<分析・提案>
↓
<得意・積極性で自己アピール>
さりげなく<自己アピール・強み>でしめくくることを忘れないで!
あなたの自治体オリジナルの施策について必ずインプットしておきましょう。
日頃から自治体の公式ウェブサイトをチェックすること!
<技能実習制度><国際理解教育><日本語指導><多文化共生>に関する情報を収集し、専用ノートに整理しておくとよいです。
これ必須です。
「公務員試験の論文に強くなるにはどんな対策をとればいいの?」
論文対策でお悩み中のあなたにアドバイス。
まず、あなたが住む自治体の最新情報のインプットは欠かさないこと。
そして、日々アップデートしておくこと。ここがとても重要です。
専門知識と最新情報を駆使して論述できれば、説得力”爆上げ”まちがいなし。
過去問頻出ジャンルに関する知識は、積極的にインプットしておきましょう。
あらゆる領域の最新情報を網羅する万能テキストを紹介します。公務員試験対策に最適の一冊。
「日経キーワード」
これで情報を更新しておけば、あなたの小論文の説得力、超速アップ!
対策まとめ&特別企画!
「外国人労働者」のテーマで大切なポイントを整理すると以下の2つになります。
✔︎ <現状課題>→<施策の強化・充実>→<理想の地域社会>の流れで論述構成すること
✔︎ 自治体の外国人に関する施策、とくに「学習・啓発活動」「日本語指導」「生活・就労支援」に関する情報を整理しておくこと
ここから【特別企画】です!
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最後に。
試験当日まで、スキマ時間を大切にして、テキストを読んで資料で調べて・・・
そして書きましょう。
納得いくまで書き続けてください。
日々積み上げた鍛錬のその先に、必ず“合格”への道は開けます。
合格を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。
今回の解説はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
「書くことは考えること。
文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)