公務員試験 小論文

【防災減災・災害対策】公務員論文試験<構成メモ>答案作成法を解説【2025最新】

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あらためまして。

<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。

今回は<災害対策・減災防災>をテーマとした論文試験について以下の4つを解説します。

1 これが模範解答!
2 まず<書写>からスタート
3 構成メモが答案作成ツール
4 重要キーワードを得点源にする

さっそく「模範解答」から。
それでは、どうぞ!

【本記事はプロモーションを含みます】

これが災害対策の模範解答

高知県の過去問を使って練習しましょう。

まず、次の<問題>と<解答例>をじっくり読み込んでください。

問題

「豪雨、暴風、洪水、地震、津波などの自然災害は、時として、私たちの想像を超える力で襲来し、甚大な被害をもたらします。こうした自然災害から県民の生命や財産を守るため、高知県として防災対策を進めるうえであなたが重視すべきと考えるポイントについて、あなたなりの着眼点や現状分析を踏まえて述べなさい」(令元 高知県)


解答例

 日本は世界有数の地震大国である。近い将来、高い確率で南海トラフ地震の発生が想定されており、大規模災害への対策は喫緊の課題である。自然災害の発生件数は年々増加しており、SDGsの達成目標にも「災害に強いまちづくり」「気候変動による災害に備えた対策」が挙げられている。防災対策において、建造物の耐震強化などのハード面が重視される一方で、行政が想定外の災害に即応することは困難なため、地域や個人レベルでの備えなどソフト面の対策が一層重要となる。以下、自然災害から県民の生命や財産を守り、被害を最小限に抑えるため、防災対策を進める上で重視すべきポイントについて述べる。
 まず、個人・家族の「自助力」強化についてである。災害に対する危機意識は経年風化していく。そこで、防災意識の啓発を継続して行う必要がある。具体的には、学校や家庭において、防災学習を実施し、習得した知識をさらに深化させて、居住する地域の状況に応じた「実地訓練」につなげていく。また、災害時の避難場所やハザードマップの確認、避難持ち出し袋の点検について、広報誌や公式ウェブサイトを積極的に活用し、日常的に発信していく。これらの取組みを通して個人や家庭における自助力を高めていく。
 次に、地域コミュニティの「共助力」強化である。緊急時、行政サイドの対応には限界があるため、地域住民が協力し助け合うための「自主防災組織」が重要になる。主な活動には、防災マップの更新、避難誘導訓練、災害時の役割確認などがある。実際の災害場面では、初期消火、要救助者の確認、救助活動や避難誘導を行うことになる。しかし、自主防災組織が認知されず、活動自体もマンネリ化しているなど課題も山積している。そこで、自治会などと連携し活動を活性化することで、地域の「共助力」を底上げしていく。
 最後は、複合災害にも柔軟に対応する「公助力」の強化である。ここでは、災害避難とコロナウィルス感染防止を両立させる方策を例とする。事前に近隣の宿泊施設と連携して「分散型避難」のシステムを構築しておく。同時に住民に対しては「車中泊」「知人宅避難」など、新しいスタイルの避難方法を周知していく。さらに、公共避難所のレイアウトの見直しやマスク、消毒薬などの物資の備蓄も不可欠である。このように複合災害に即応したマニュアルのアップデートが「公助力」強化の基礎となる。
 以上を踏まえ、自然災害から住民の生命と財産を守るには、ハード、ソフト両面から計画的に準備を進める必要がある。しかし、ハード面の対策には自治体の財政事情により実現できないことや、完成までに長い年月を要するものがある。ソフト面にも、防災意識の希薄化により住民の理解が進まないという課題がある。住民の災害への危機意識を高めつつ、行政職員として緊張感を持って粘り強く防災対策に取り組むことが重要である。(1,200字)

 

まず<書写>からスタート

<解答例>を読み込んだら、400字詰め原稿用紙を3枚と鉛筆などの筆記道具を用意してください。

気持ちを集中させて、最初から最後まで書き写していきましょう。

書写のメリットは3つあります。

メリット

① 合格答案の構成・内容をつかめる
② 原稿用紙の正しい使い方を覚える
③ 答案完成までの時間を確認できる

この<書写トレ>を重ねることで、モチベとスキルは格段にアップします

原稿用紙のルールについては、以下に整理しておきますね。

原稿用紙ルール

✔︎ 文字は「楷書体」でマスにきちんと収める

✔︎ 書き出し、改行後、段落の先頭は「1マス」あける

✔︎ 行中の句読点(、。)は1マスに入れる

✔︎  行末の句読点は、文字と共に入れる(行頭に打たない)→行頭禁則

✔︎  行中のカッコ(かぎ・まる)は1マスに入れる

✔︎  行末のカッコ(かぎ・まる)閉じは文字と共に入れる(行頭に書かない) →行頭禁則

✔︎  行末のカッコ(かぎ・まる)始めは次行頭に入れる(行末に書かない) →行末禁則 

✔︎  原則として縦・横書きすべて「漢数字」を用いる

✔︎  固有名詞、数値、暦年は「算用数字」を用いる

✔︎  数字は1マスに2字ずつ入れる

✔︎  アルファベットは縦書きに用いないが、固有名詞・略語は大文字で1マスに1字入れる
(横書きには用いることができ、大文字は1マスに1字、小文字は1マスに2字入れる)

構成図(メモ)は答案作成必須ツール

実際の試験場でゼロから答案を作成する場合は構成図(メモ)をフル活用すること

いきなり原稿用紙に書き始めてはダメ!

これ論文対策では<鉄則>ですよ。

論文は「序論・本論・結論」の3部構成を基本とします。

したがって構成図も3つの「箱」で考えます。

序論の箱<現状・問題点>
 ↓
本論の箱<解決策・取組み>
 ↓
結論の箱<方向性・まとめ>

この流れで構成図(メモ)を描いていきましょう。

構成メモ

序論<現状・問題点>
・日本は世界有数の地震大国
・南海トラフ地震が高確率で発生
・大規模災害への対応は喫緊の課題
・被害を最小限にする対策を推進
      ↓
本論<解決策・具体的取組み>
・個人や家族での「自助力」強化
・地域での「共助力」強化
・複合災害に対する「公助力」強化
      ↓
結論<方向性・まとめ>
・行政職員として危機意識を持って職務を遂行
・住民を粘り強く啓発し継続した災害対策を推進

これで頭に中が整理されて、論述の方向性がクリアーになったのでは?

構成図(メモ)を描いておけば、執筆中にフリーズしてしまうことはなくなります。

ここで「結論」に注目してください。

「ハード面×ソフト面」
「メリット×デメリット」

「二項対置の論法」でバランス感覚を強調しています。

公務員は「公平・公正」の精神を職務遂行のベースにしなければなりません。

日常の業務にも<バランス感覚>が強く求めらる職業です。

論文の中でも「この精神・意識・感覚をしっかり持っています!」とアピールしておくことがとっても重要なのです。

重要キーワードを得点源にする

受験する自治体が独自に展開する「災害対策」に関する情報は、必ずインプットしておきます。

「公式ウェブサイト」をこまめにチェックすること!

「災害対策基本法」「災害時要配慮者」「減災」「ハザードマップ」「自主防災組織」「南海トラフ地震」「首都直下地震」など重要キーワードは、情報収集し、専用ノートに整理しておくことをオススメします。

論述試験で高得点を取るには、あなたが住む自治体の最新情報のインプットは欠かさないこと。そして、日々アップデートしておきましょう。

コレ超重要ですよ。

専門知識と最新情報を駆使できれば、論文の説得力”爆上げ”まちがいないです。

「災害対策」のジャンルに関する知識は、今から積極的にインプットしましょうね。

情報収集に役立つウェブサイトを3つリストアップしておきます。

ぜひチェックしてみてください。

・気象庁公式ウェブサイト
https://www.jma.go.jp/jma/

・内閣府防災情報のページ
https://www.bousai.go.jp/

・総務省消防庁公式ウェブサイト
https://www.fdma.go.jp/relocation/e-college/

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合格答案は添削後に完成する

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ライバルに差をつけたいなら、あともうひとつダメ押しを!

答案(論文)が完成したら、信頼できる人に読んでもらい必ず添削を受けましょう。

スキルアップと高得点ゲットへの早道は、添削のプロに依頼するのがベストですよ。

最後に。

・読み手(採点者)の気持ちを慮(おもんばか)って書く

・与えられた問題(課題)に対する結論(答え)を示す

論文対策で肝に銘じてほしいことです。

スキマ時間を大切にして、テキストを読んで、資料で調べて・・・

あとはひたすら書きましょう。

自分が納得いくまで書き続けてください。

日々積み上げた鍛錬のその先に、必ず“合格”への道は開けます。

合格を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。

今回はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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「書くことは考えること。
   文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)

  • この記事を書いた人

しょうろんますたあ

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