公務員試験 小論文

【働き方改革・ワークライフバランス】公務員論文試験<構成メモ>答案作成法【2025最新】

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今回は働き方改革・ワークライフバランス>をテーマとした論文試験について以下の4つを解説します。

1 これが模範解答
2 まず<書写>からスタート
3 構成メモは答案作成必須ツール
4 重要キーワードを得点源にする

さっそく「模範解答」から。
それでは、どうぞ!

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これが「働き方改革」の模範解答

長野県の過去問を使って練習しましょう。

まず、次の<問題>と<解答例>をじっくり読み込んでください。

問題

「働き方改革」とはどのような内容か簡潔に述べよ。また、あなたが考える「働き方改革」とはどのようなものか。具体的施策を交えて述べよ。(平成30 長野県)

解答例

 近年、日本では少子高齢化が急速に進み、2008年をピークに人口減少が続いている。少子高齢化に歯止めがかからない要因として、育児と仕事を両立できる労働環境の整備が依然として進まないことが挙げられる。これを放置すれば、県民の社会保障負担率はさらに増加し、働き手・担い手不足が一層深刻化する。この状況を打破するため、政府は「働き方改革」を推進している。働き方改革とは、一人ひとりの意思、能力、個々の家庭の事情に応じて、多様で柔軟な働き方を選択できる社会の実現をめざす取組みである。改革の趣旨を踏まえ、働き手不足の解消に向けた取組みについて、以下に具体的施策を提示する。
 まず、女性に対する就職支援である。出産で一旦離職し、子育てをしながら再就職をめざす女性を支援するため「マザーズハローワーク(マザーズコーナー)」を充実させる。子どもを同伴してきめ細かなアドバイスを受けられ、ニーズにマッチした支援がされるので、満足度も高く、就職へのモチベーションにつながる。高齢者に対しては、年齢に関係なく就職できる環境の整備を進める。具体的には自治体と企業、ハローワークが連携し、地域内で就職先を斡旋したり、新たな就職先を開拓したりして、高齢者の選択肢を増やしていく。経験のない分野でも働けるように教育機関と連携して職業訓練や講習を実施する。自分の能力を生かして仕事ができように「シルバー人材センター」を拡充するなど、それぞれのニーズに応じた就職支援を推進する。
 次に、ワークライフバランスの実現である。ワークライフバランスとは「仕事と生活の調和」のことである。両方の調和を図るには、単に残業時間や休暇取得の問題に留まらず、多様な働き方を許容する意識の醸成が必要となる。例えば、リモートワークやコワーキングスペースの活用を推奨し、仕事と育児や介護の両立が可能となる環境の整備を進めていく。また、ワークライフバランスに取り組む企業に対して、表彰や認証、公共事業への優遇措置を行なって職場改善への後押しをする。また、子育て中の社員が安心して仕事に向き合うには保育サービスの充実も不可欠である。「ファミリーサポートセンター事業」や「子育て支援員制度」を導入し県と地域、企業が連携してワークライフバランスの実現に向けた取組みを推進していく。
 持続可能な開発目標には「すべての人々のための持続的、包括的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する」ことが掲げられている。女性や高齢者に対してニーズに即応したきめ細かな就職支援を行い、すべての職場でワークライフバランスを実現すれば、育児や介護を原因とする離職は防げる。そのためには、国と県、地域、企業が連携協働して働き方改革を推進していくことが肝要である。(1,200字)

まず<書写>からスタート

<解答例>を読み込んだら、400字詰め原稿用紙を3枚と鉛筆など筆記道具を用意してください。

気持ちを集中させて、最初から最後まで書き写していきましょう。

書写のメリットは3つあります。

メリット

① 合格答案の構成・内容をつかめる
② 原稿用紙の正しい使い方を覚える
③ 答案完成までの時間を確認できる

この<書写トレ>を重ねることで、モチベとスキルは格段にアップします

原稿用紙のルールについては、以下に整理しておきますね。

原稿用紙ルール

✔︎ 文字は「楷書体」でマスにきちんと収める

✔︎ 書き出し、改行後、段落の先頭は「1マス」あける

✔︎ 行中の句読点(、。)は1マスに入れる

✔︎  行末の句読点は、文字と共に入れる(行頭に打たない)→行頭禁則

✔︎  行中のカッコ(かぎ・まる)は1マスに入れる

✔︎  行末のカッコ(かぎ・まる)閉じは文字と共に入れる(行頭に書かない) →行頭禁則

✔︎  行末のカッコ(かぎ・まる)始めは次行頭に入れる(行末に書かない) →行末禁則 

✔︎  原則として縦・横書きすべて「漢数字」を用いる

✔︎  固有名詞、数値、暦年は「算用数字」を用いる

✔︎  数字は1マスに2字ずつ入れる

✔︎  アルファベットは縦書きに用いないが、固有名詞・略語は大文字で1マスに1字入れる
(横書きには用いることができ、大文字は1マスに1字、小文字は1マスに2字入れる)

構成メモは答案作成必須ツール

実際の試験場でゼロから答案を作成する場合は構成図(メモ)をフル活用すること

いきなり原稿用紙に書き始めてはダメ!

これ論文作成の<鉄則>ですよ。

論文は「序論・本論・結論」の3部構成が基本です。

したがって構成図も3つの「箱」で考えます。

序論の箱<現状・定義・課題>
 ↓
本論の箱<解決策・取組み>
 ↓
結論の箱<方向性・まとめ>

以上の流れで、過去問の構成メモを作っていきましょう。

頭に中がスッキリ整理されて、論述の方向性がクリアーになりますよ。

構成メモを書いておけば、答案作成でフリーズしてしまうことはなくなります。

構成メモ

序論<現状・課題>
・少子高齢化と人口減少の実態
・働き手、担い手不足の深刻化
・国、県の働き方改革が急務
      ↓
本論<解決策・具体的取組み>
・女性への就職支援
 →マザーズハローワークの活用
・高齢者への就職支援
 →シルバー人材センターの拡充
・ワークライフバランスの実現
 →短時間勤務、テレワークの推奨
 →コワーキングスペースの導入
 →男性の育休取得(育メン)促進
 →認証、表彰制度で企業を後押し
      ↓
結論<方向性・まとめ>
・政府と県、地域、企業が連携協働して、働き方改革を推進することが重要

重要キーワードを得点源にする

「働き方改革」「テレワーク」「男性の育児休業取得」「子育て支援事業」について、あなたが受験する自治体の最新情報を必ずインプットしておきましょう。

自治体の公式ウェブサイトを随時チェックしておくとよいです。

論文試験で高得点を取るには、自治体の情報は欠かせませんよ。

随時アップデートすることもお忘れなく!

「マザーズハローワーク」「ワークライフバランス」「ワーケーション」「安全衛生優良企業認定(ホワイトマーク)」等の重要キーワードについて情報収集し、専用ノートにまとめておいて、対策に活用することをオススメします。

専門知識と最新情報を駆使できれば、論文の説得力”爆上げ”まちがいないです。

情報収集に役立つ省庁のウェブサイトを以下にリストアップしておきます。

・厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21046.html

・内閣府
https://wwwa.cao.go.jp/wlb/index.html

 
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これでガッツリ対策しておけば、あなたの論文の完成度は超速アップ!

合格答案は添削後に完成する!

論文を書き終えて、ひとりで満足していませんか?

ライバルに差をつけたいなら、あともうひとつダメ押しを!

答案(論文)が完成したら、信頼できる人に読んでもらい必ず添削を受けましょう。

スキルアップと高得点ゲットへの早道は、添削のプロに依頼するのがベストですよ。


最後に。

・読み手(採点者)の気持ちを慮(おもんばか)って書く

・与えられた問題(課題)に対する結論(答え)を示す

論文対策で肝に銘じてほしいことです。

スキマ時間を大切にして、テキストを読んで、資料で調べて・・・

そして書き上げましょう。

自分が納得いくまで書き続けてください。

日々積み上げた鍛錬のその先に、必ず“合格”への道は開けます。

合格を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。

今回はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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「書くことは考えること。
  文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)

  • この記事を書いた人

しょうろんますたあ

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