資格試験

公認心理師第8回試験に独学で一発合格する社会人の勉強法【2025最新】

https://syoron-master.net

はじめまして。
<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。

「働きながら<公認心理師>をめざしたいけど、何からやればいいの?」

公認心理師をめざすあなたのために、資格試験に向けた勉強法について解説します。

今回の記事は次のような人にオススメです! 

「勉強の優先順位を決めるポイントを知りたい」
「過去問を使ってコスパよく高得点をゲットしたい」
「とりあえず受験ではなく必ず一発合格したい」

来年の第8回公認心理師試験にパスして必ず資格をゲットしたい人向けに短期間で効果の上がる対策法を紹介します。

まず、試験の最新情報を確かめることからはじめましょう!  

【本記事はプロモーションを含みます】           

試験の最新情報を確認!

試験に関する情報は、毎日必ず確認しましょう。

最新情報は「一般財団法人日本心理研修センター」の公式ウェブサイトで告知されます。

https://www.jccpp.or.jp/

ちなみに第8回試験の概要は、2024年9月上旬「官報」に公告されます。

受験申込受付期間は2024年12月中旬から2025年1月上旬(消印有効)まで

受験手数料は28,700円(非課税)の予定です


「受験票」は2025年2月からウェブサイトの「受験関連書類作成システム」よりダウンロード可能となります。

受験票の郵送はありません。

なお、合格発表は2024年3月末の予定。

試験結果通知書は「受験関連書類作成システム」よりダウンロード可能です。

試験結果通知書の郵送はありません。

ここで「試験概要」をザッと見ておきましょう。

以下の通りです。

①試験日 令和7年3月2日(日曜)
②試験地 東京都  大阪府
③試験形式・問題数 
 五肢・四肢択一を基本に150問程度

④合格基準 
 総得点の60%程度以上を基準 
 難易度で補正あり

⑤受験資格
 特に「区分B」「区分F」の施行規則第5条で定める各施設の最新情報は、厚生労働省ホームページを確認してください。各施設において実施される<所定のプログラム>を必ず修了する必要があります。なお「区分G」での受験については第5回公認心理師試験で終了しています。

詳細は省略しますが、自分が該当する区分を必ず確認して資格の有無を確認しましょうね。

以上の5項目は、スマホのスケジュールアプリ(リマインダーなど)に登録し、手帳に転記しておいて、いつでも確認できるようにしておくと安心です。

「合格お守り」
ですね!

試験に合格する2つの対策法

過去問を徹底分析!

テキストを読み込む勉強だけでは得点に直接結びつきにくく効率的ではありません。

ある程度の知識をインプットしたら、できる限り過去問の「回転数」を上げることをオススメします。

第1回から6回までの過去問(問題冊子)は下記のウェブサイトにアクセスしてみましょう!

「過去問.com」
https://kakomonn.com/shinrishi

過去問(予想問)を活用してひたすらアウトプット・インプットを繰り返しましょう。

「正答を出せない問題」「正解率が低い問題」を洗い出し、徹底的につぶしていくことに注力します。

試験問題はすべて選択式です。ほとんどが「択一」ですが「択二」もあります。

選択指示が「最も適切」「正しい」「優先すべき」「誤っている」「不適切」など表現に違いがあります。
問題の「文末」は要チェックですね。

試験時間は午前、午後ともに120分間。問題数は各77問、合計154問(第6回)です。1問あたり77秒で解答しなければなりません。かなりハードです。

解答プロセス

問題文を読む

選択肢を読む

正解肢を決める(消去法)

マーク(解答用紙に転記)

以上のプロセスをリズムよく踏むこと!

日々のトレーニングでルーティン化してしまうことが重要です。

最初から最後の問題まで、必ず順番通りに一気に解き進めるトレーニングを繰り返してください。

「不規則・飛ばし」解答は絶対に避けましょう。ミスを犯すリスクが大きくなります。

「試験中は、手を止めない、考え込まない、迷わない、そして問題順を必ず守ること!」

迷ったときは、とりあえず仮の答えを決めてマーク、次に進みましょう。「仮答マーク」のメリットは3つあります。

・マークシートの記入ミスを防ぐ
・もし正解肢であれば得点のチャンス!
・試験後の自己採点の確度がアップする

「迷い問題」「仮答」には、冊子の問題番号にチェック(✔︎)を入れておくこと。

見直す際、迷い問題にダイレクトにアクセスできます。のこり時間を有効につかうためのテクです。

最後までひと通りすべての問題に当たっておくと気持ちにゆとりができますよね。

残った時間は「仮答の再考」「マークの確認」に全精力を注げばよいのです。

以上のことを意識して、とにかく演習を積み上げること。合格のゴールめざして突き進んでください!

得意(苦手)分野から固めよう

勉強を始める前に、頭に入れておきたいのが「公認心理師試験出題基準」です。

この「出題基準」とは試験の範囲とレベルを項目ごとに整理したもので、出題の準拠となるものです。

出題基準の各項目に「出題割合」を示したものが<ブループリント>(令和6年版)ですよね。試験問題の設計図です。キーワードチェックもできるので、試験対策にとても役に立ちます。なお、令和7年版は2024年9月に公表される予定です。

https://www.jccpp.or.jp/download/pdf/blue_print.pdf

出題範囲は24項目。この全てを網羅的に勉強していくと、自分の得意・苦手が明確になります。

どちらから攻めていくかは各個人にお任せしますが「出題割合9%」の以下4項目から攻略していくのがオススメです。

「心理に関する支援」
「健康・医療に関する心理学」
「福祉に関する心理学」
「教育に関する心理学」

全体150問の4項目で54問を占めます。
とくに、学校で児童生徒に関わる仕事「スクールカウンセラー」をめざすなら「心理に関する支援」「教育に関する心理学」の2項目は完全マスターすべきです。

たとえば「教育に関する心理学」(13~14問/150問)のキーワードをチェックしてみましょう。中項目は大きく2つに分かれていて、23のキーワードがピックアップさせています。

<教育現場において生じる問題と
 その背景>

・動機づけ
・自己効力感
・原因帰属
・適性処遇交互作用
・学力、学習方略、アクティブラーニング
・不登校、いじめ、非行
・生徒指導,進路指導,キャリアガイダンス
・学校文化、教師ー生徒関係

<教育現場における心理社会的課題と
   必要な支援>

・ 特別支援教育
・スクールカウンセリング
・教育関係者へのコンサルテーション、
 コラボレーション

・学校におけるアセスメント
・学校危機支援
・チーム学校
・学生相談
・教育評価
・教職員のメンタルヘルス

少なくともここにあげられたキーワードの定義は、すべて的確に説明できるようにしましょうね。「用語問題」「事例問題」の両方に対応する基礎力となります。

事例問題に強くなる

第6回試験では154問中、用語説明が116問、事例問題が38問でした。

用語説明は、専門知識をある程度インプットできれば60%以上の得点は可能です。

一方で事例問題は「文章読解」「的確な状況把握」「正解肢の精査」の作業をスピーディーにこなすことが必須となります。

38問中23問を正解すれば「6割程度」になりますが、正解率をアップさせ合格圏内めざすには、しっかりトレーニングを積む必要がありますよね。

事例問題では「状況説明」が200字から300字とかなりの長文になります。

ここで有効なのが「自作ノート」です。

以下5ステップでノートを作成してみましょう。

2022年第5回試験の「問154」(ラスト問題!)で解説します。

<ステップ1>
問題(事例+選択肢)をノートに転写

問154

9歳の男児A、小学3年生。Aの両親はけんかが絶えず、父親からの母子に対する暴力のため警察が出動することもあり、要保護児童対策協議会で支援が検討されていた。ある日、Aが提出したテストの余白に「しばらく前にママがいなくなりました。たすけてください」との記述を担任教師が発見した。これを受けて学校は直ちに、管理職、学年主任、担任教師、スクールカウンセラーなどを交えて対応を検討し、担任教師がAに声掛けをするとともに、市の虐待対応担当課に通告することになった。
 この状況における学校の対応として、適切なものを2つ選べ。

① 記述の内容について、Aの父親に確認する。
② 通告に至る事実関係を、時系列に沿って具体的に記録する。
③ 声掛けの際には、AがSOSを出すことができた力を支持する。
④ 担任教師がAに声掛けした後、管理職が現状を A に詳細に確認する。
⑤ 声掛けの際には、Aの発言内容は誰にも言わないことをAに保証する。

<ステップ2>
「問題文末」を確認→学校の対応について「正解肢2つ」

<ステップ3>
〔事例〕で「Aの状況」「学校の対応」をアンダーラインでチェック

<ステップ4>
「選択肢」を分析→「①②〜A以外に関すること」「③④⑤〜Aに関すること」の2グループに分けて検討→ライン部分は適切→正解肢は「②③」

(根拠)
② 対応の根拠が明確になり、他機関への説明が正確に伝わる
③ Aの訴えを認め安心感を与えることで、信頼関係を築く

<ステップ5>
「不適肢」を分析

(根拠)
①「父親に確認」Aへの危害が増加する可能性が大きいので✖️
④「管理職が詳細に確認」学校ではなく児童相談所などが行うものなので✖️
⑤「誰にも言わなことを保証」断言は不可 信頼関係崩壊の原因になるので✖️

正解肢を判別する同時に必ず不適肢となる根拠を説明できるようにします。

虐待対応の事例は頻出問題です。

「学校の対応」「心理職の役割」について復習しノートに整理しておくことをオススメします。

時間に余裕がないときは、ステップ1から3までは直接、過去問(冊子)に書き込みしてもOKです。

なお、事例問題に強くなるにはこちらのサイトが超オススメです。ぜひ活用してください!

「公認心理師・臨床心理士の勉強会」
https://public-psychologist.systems
                  

公認心理師試験で大切にすべき心構え2つ

合格する覚悟で突き進む

「今回は慣らしで、次回が本番」

仕事のかたわら、貴重な時間をつかって受験勉強に励む社会人であれば、長期計画で資格取得をめざす・・・ある意味、理にかなっているようですが賛同できません。

入学、入社、資格試験・・・いろいろ試験はありますが、やはり現役(初回受験)が一番強いです。

とくに初学者であれば、経験ないかわりに適度に緊張感があり、モチベーションを高くキープしつつ勉強に取り組めます。

「不合格」の結果は決して気持ちよいものではありませんよね。

個人差はありますが精神的にショックを受けますし、自己肯定感もかなりダウンします。できれば経験したくない・・・

2回目のチャレンジ。ひと通り内容を理解して、先の見通しを持てますが、試験に対する慢心や油断が必ず出てきます。

プレッシャーも強くなり、むしろ初回より何倍もの努力を要することになるのです。

労力もさることながら、いちばん大切なのは「時間」です。初回合格すれば、すぐに次のステップに進めます。

受験勉強にかかる時間をもっと有意義な別のことに使えるのです。

時間は有限、貴重な「資産」です。今日からでも遅くはありません。

残された時間を最大限に活用して、ぜひ合格を勝ち取ってください!

インプットした知識は現場で深化

「受験勉強は現場で役に立たない・・・」これは一般論ですが決してそのようなことはありません!

24項目の内容はすべて、公認心理師として当然修得しておくべき知識です。現場では専門職の「共通語」となります。

資格をもって現場で働くようになっても様々な場面で、用語の意味を確かめたり、最新情報を調べ直したりして、つねに更新していく必要があります。

受験勉強で苦労して習得した基礎知識は、現場において日々磨かれ、さらに完成度の高い知識となっていくのです。

まとめ

今回は公認心理師試験に合格する対策について解説しました。要点をまとめると以下のとおりです。

✔︎試験の最新情報は常にウェブサイトでチェックする
✔︎「ブルーノート」「過去問」を効果的に組み合わせて対策する
✔︎必ず一発合格する覚悟で取り組もう!

「動画」「ウェブサイト」「スクール」で対策したいあなたに!

(1)YouTube
「公認心理師・精神・社福士試験 marm」

https://www.youtube.com/@marm/about
公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士に関連する内容及び試験対策問題を配信しています。(略)勉強のやる気が出ない時は強迫観念に駆られる時もしばしばあります。私自身もそうでした。そんな時にお勧めの数分動画です。(時々長編動画も配信します)
数分だからこそ集中できる!寝る前・すきま時間・息抜き・復習・聞き流しなどにご活用ください‼ (「概要」から抜粋しました)

(2)ウェブサイト
「心理学用語の学習」

https://psychologist.x0.com/index.html
公認心理師試験のための「対策アプリ」「学習法」を紹介!「対策アプリ」は無料体験版と有料版(月額500円・550円)があります。コンテンツはとても充実しています。「用語一覧」「頻出キーワード」「書籍案内」は無料で読めて、試験対策にバッチリ活用できます。心理職をめざす人に超オススメのサイトです!

(3)スクール
「ファイブアカデミー 公認心理師資格試験対策講座」

https://www.5academy.com/zenryoku-koza
ファイブアカデミーの公認心理師資格試験対策講座では、模試受験(実力確認)と講座受講(知識のインプット&問題演習)を繰り返すことによる「効率学習」が可能です。 合格へのノウハウを凝縮したオリジナル教材と、様々な「合格への戦略」で、あなたを合格へと導きます。(ウェブサイトより)

今回はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。またお会いしましょう!
                 


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「書くことは考えること。
   文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)

  • この記事を書いた人

しょうろんますたあ

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