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あらためまして、
<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。
推薦入試にチャレンジする受験生向けにデータ型小論文の答案作成法を記事にまとめました。
データ型小論文を深掘りするなら、まずこの記事を読み込んでください。
統計データ型小論文<論述問題>の答案完成スキルをコスパよく手に入れることができます。
そしてあなたも志望学部合格への第一歩を踏み出すことになるのです!
この記事では統計データ付きの<論述問題>(800字程度)を以下3つのステップで解説します。
ステップ① 設問からキーワードを抽出
ステップ② 資料のトレンドで問題設定
ステップ③ 分析解決型で論述構成する
採点者を納得させる文章で高得点をゲットする極意、レッツ・スタディ!
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設問からキーワードを抽出する
設問
提示された資料を踏まえ、曜日別新規感染者数の差違について、あなたの考えを600字以内で述べなさい。
まず設問を分析してみましょう。以下の3点に整理されます。
分析
✔︎ 資料を必ず踏まえること
✔︎ キーワード<曜日別感染者数差違>
✔︎<分析解決型>で論述する
以下の情報をもとに、提示された資料のアウトラインをイメージしてください。
資料
【資料タイトル】
「〇〇市における新型コロナ新規感染者数(曜日別)」
【調査期間】
2週間、毎日(曜日別)
【調査意図】
① 曜日別に感染者数の増減を比較
② 医療現場ひっ迫の回避策を検討
【資料タイプ】
縦方向の棒グラフ
※フリーハンドで紙にアウトプットする
(横スケール)→各曜日2週間分
(縦スケール)→感染者数
【結果】
▶︎感染増加
→日、火、木、金、土曜日
▶︎最大増加→土曜
▷感染減少→月、水曜日
▷最大減少→月曜
次にキーワードです。
<曜日別新規感染者数の差違>について分析しておきましょう。
ここは必ず資料を踏まえることがポイントです!
差違
<結果(結論)>
感染者増加→日、火、木、金、土
↓
土曜が最多
感染者減少→月、水
↓
月曜が最少
<原因(理由)>
金曜のかけこみ検査
・・・検査が急増→土曜に反映
日曜は医療機関休診
・・・検査が抑制→月曜に反映
資料の結果と原因からトレンド(傾向)がハッキリしましたね。
さらに感染者数最多の<土曜>にスポットを当て「問題」を設定していきます。
次のステップで詳しく解説しますね。
資料のトレンドから問題設定する
感染者数最多は土曜です。これが資料の<トレンド>です。
前日の<かけこみ検査>の急増が原因ですよね。
この状況に着目して「問題」を設定していきます。問題パターンが3つできます。
問題パターン
<原因パターン>
土曜に感染者が急増するのはなぜ?
<影響パターン>
金曜に検査が急増するとどうなる?
<解決パターン>
特定日に検査が集中しない方法は?
問題の整理ができたらいよいよ構成図(メモ)の出番です。
<分析解決型>で論述構成する
ここで設問を読み直してみましょう。
設問
提示された資料を踏まえ、曜日別感染者数の差違について、あなたの考えを600字以内で述べなさい。
設問は<択一型>ではなく<テーマ型>なので前のステップで整理した3つの問題で論述を構成します。
まず構成メモを作りましょう。600字の配分も意識します。
構成メモ
(問題)
曜日別感染者数の差違について
(60字)
↓
<原因分析>
金曜のかけこみ検査で土曜の感染者数が急増(140字)
↓
<影響分析>
検査・診療が特定の曜日に集中すれば医療現場がひっ迫(140字)
↓
<問題解決>
検査キット配布で自宅でのセルフチェックを推奨(200字)
↓
(結論)
① セルフチェックで陽性、軽症の場合は自宅療養とし基礎疾患や高齢患者の治療を優先する。
② 医療機関の負担軽減を図り、ひっ迫状況を回避する。(60字)
あとは、構成メモをもとに<段落構成><字数調整>して文章化していきます。
統計データ型の論述問題も構成メモを書くと答案作成がスムーズですよね。
ところで論述問題に強くなるにはどうすればよいでしょうか?
新型コロナに関しては<国の感染対策><医療現場の実情>に関する情報のインプットは必須です。
そして必ず最新版にアップデートしておくことがとても重要です。
専門知識と最新情報を引用して論述すれば、説得力倍増はまちがいナシ!
志望学部の学術情報もどん欲にインプットしておきましょうね。
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おわりに大切なことを2つ
とても重要なことなので、毎回最後にお伝えしています。
小論文対策でいつも思い出してほしいことが2つあります。
・読み手(採点者)の気持ちを慮(おもんばか)って書く
・与えられた問題(課題)に対する結論(答え)を示す
短い時間でよいので毎日、読んで、調べて・・・そして書きましょう。
同じ問題でもよいです。くりかえしチャレンジしましょう。
納得いくまで書き続けてください。
完成した答案は信頼できる人に読んでもらい、必ず添削を受けること。
日々練習を積み上げたその先に、“合格”への道は必ず開けます。
合格を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。
「書くことは考えること。
文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)