はじめまして。
<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master)です。
文章力は受験やビジネスに役立つ最高のスキルです。
<りらいとらぼ>ではコスパよく文章力を磨くコツを余すところなく伝えています。
今年度、公務員試験にチャレンジするあなたのためにテーマ別論文対策を記事にしました。
将来の進路を定めて、これから試験対策を始めるなら、ぜひこの記事を読み込んでください。
きっと合格へ第一歩を踏み出せますよ!
今回は<抽象テーマ>にフォーカスして以下の3つについて解説します。
1 抽象テーマの出題意図を見抜け!
2 頻出の抽象テーマを総チェック
3 オススメ!答案作成4つのポイント
対策まとめ&特別企画!
まず抽象テーマを出題する意図について解説します。それでは、どうぞ!
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抽象テーマの出題意図を見抜く
抽象テーマは「ワンセンテンス」や「対義語」の形で出題されます。
✔︎「・・・について、あなたの考えを論じなさい」→ワンセンテンス型
✔︎「◯◯◯と▲▲▲」(例)「失敗と成功」→対義語型
どちらの型も答案をつくりにくいので、苦手にしている受験生は多いはず。
でも大丈夫ですよ。
ワンセンテンス出題は<問題リメイク>で攻略できます。
以下<4つの型>に当てはめて問題をリメイクしてみましょう。
問題リメイク
「・・・とは何か」
→定義型
「なぜ・・・なのか」
→原因型
「・・・ができなければどうなるか」
→影響型
「どうやって・・・を解決するか」
→解決型
問題をリメイクできたら、
<定義→原因→影響(分析)→解決>の流れで答案を作っていきましょう!
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次に対義語型テーマの攻略ポイントを解説します。
まず出題者の<声>に耳を傾けましょう。出題の意図を探るためです。
テーマが「失敗と成功」の場合で考えてみましょう。
出題者の意図
① 対立でなく表裏一体と解釈できるか
② 言葉に対するバイアスを崩せるか
③ 経験談で具体性を付加できるか
④ 社会問題に落とし込み論じられるか
出題者は以上4つのミッションをあなたに課しています。
抽象テーマであなたの<価値転換力><社会関心度><論文構成力>を見定めようとしています。
「失敗」はマイナスと考えずに「成功」へのワンステップととらえ直すことでバイアス(先入観)を崩します。
成功と失敗の理由を自分の体験談を通して語れば、具体性がグッと出てきますよね。
さらに<時事問題>と関連させて、あなたの論述力を採点者にバッチリ伝えます。
「出題者の意図に正面から答えること!」
これが<抽象テーマ>を攻略する最重要ポイントですね。
頻出の抽象テーマを総チェック
効果的に対策をすすめるため<頻出テーマ>をチェクしておきましょう。
直近5年間、全国自治体で頻出した抽象テーマは、以下の4パターンになります。
頻出4パターン
① 経験と実績→培った過程
→活用の方向
② 注力してきた取組→職務への活用
③ 他者との関わり→自己の成長
→現在の取組み
④ 自治体の課題→問題の分析
→解決策の提案
実際の過去問を以下にピックアップしておきます。
「あなたが持っている卓越した実績や経験は何か。また、それらを得る過程で培ったものを、どのように秋田県のために活かすか。具体例を挙げて述べなさい」
(令元 秋田県)→パターン①
「これまでに最も力を注いだことは何か、これまでの経験や出来事を交えて具体的に述べなさい。またその経験を本県の行政のどの分野でどのように活かしていきたいか具体的に述べなさい」
(令元 福井県)→パターン②
「これまでの集団生活において、うまくいかなかった事例を挙げ、その状況を打開するためにあなたが工夫したことや、その経験によって得たものを述べなさい」
(令元 千葉市)→パターン③
「少子高齢化による人口減少が進む中、時代の変化に適応した地域づくりを行う上で現在の課題をひとつ挙げ、どのような取組が必要かあなたの考えを述べなさい」
(令2 大分県)→パターン④
次のチャプターでは、先述した<4つのポイント>に沿って答案作成のポイントを解説します。
オススメ!答案作成4つのポイント
対義語型テーマ「失敗と成功」を例に答案を作成していきましょう。
まずは攻略ポイントの復習です。以下の4つでしたね(再掲)
攻略ポイント
① 対義でなく表裏一体と解釈
② 言葉に対するバイアスを崩す
③ 経験談で論文に具体性を付加
④ 社会問題に落とし込んで論じる
それでは攻略ポイントに沿って、答案作成スタート!
「失敗」と「成功」は表裏の関係
失敗して、反省、修正、改善、再び成功をめざす。
成功を収めさらに取組みを進めたが失敗、反省して再チャレンジ。
このように失敗と成功はループしながらずっと続いていきますよね。
このループをイメージできれば2つの言葉が対立・矛盾していないことを理解できるはず。
これに加えて失敗と成功を繰り返しながら自ら成長した<リアルな体験>を想起してみましょう。
「失敗」はマイナスではない
対義語は少し角度を変えて解釈すると<言葉のバイアス>から解放されますよ。
失敗は決してマイナスではなく、成功へのワンステップととらえ直せばよいのです。
体験エピソードで説得力アップ
「チャレンジが失敗に終わって悔しい思いをしたが、すぐに反省して次へのエネルギーをチャージできた」
みなさんにもこんな体験はありますよね。具体的な場面を想起してみましょう。
リアルな体験として答案に書き込めば、論文の具体性、読み手への説得力がグッと高まります。
経験談をうまくストーリーにして、論文の構成力も評価してもらいましょう。
ここで重要なのは話題を自分の得意分野に引きよせること。
得意としているジャンルをそれとなく採用者にアピールするのです。
公務員試験の場合、体験談は自己アピールの強力な要素になります。
でも体験だけの答案は<一人よがり>の印象を与え、作文レベルと低評価されるリスクもあります。
「自分の強みをアピールしつつ公務員としての使命を忘れない」
ここは公務員としての絶妙なバランス感覚が求められます。
バランス感覚をアピールする対策をどうするか?
次のチャプターで解説します。
社会問題に落とし込んで論じる
体験談と時事問題を関連づけて論述できれば、採点者に答案の妥当性が必ず伝わるはず!
<失敗&成功>のテーマであれは「更生教育」「セカンドチャンス」「犯罪抑止」などが関連づけられます。
専門用語を適切に用いて論述できれば「公務員としての適性アリ!」と評価してもらえる可能性も高まります。
ところで、公務員試験の時事問題に強くなるには、どんな対策をするとよいでしょうか?
まず、最新トレンドに関する知識、情報のインプットは欠かさないこと。
そして、つねに最新版にアップデートしておくこと。これ超重要です。
専門知識と最新情報を駆使して論述すれば、説得力”爆上げ”はまちがいなしでしょう。
とくに頻出分野に関する情報は、積極的にインプットすることをオススメします。
あらゆる分野の最新情報を網羅するとっておきの万能テキストを紹介します。
公務員論文試験の対策に最適の一冊。
これでガッツリ情報を更新しておけば、あなたの論文の説得力は超速アップ!
対策まとめ&特別企画!
まず「抽象テーマ」対策のポイントを整理すると以下の2つになります。
✔︎ 対義語型テーマは言葉の<対立バイアス>を崩して、表裏でとらえ直すこと
✔︎「テーマ×体験談×社会問題」で
ストーリーを組み立てて具体性、妥当性を高めること
そしてここから【特別企画】です!
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「小論文の書き方が分からない」
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最後に。
スキマ時間を大切にして、テキスト読んで、資料で調べて・・・
とにかく書きましょうね。
納得いくまでガッツリ書き続けてください。
日々積み上げた鍛錬の先に、必ず“合格”への道は開けます。
合格内定を勝ち取るまで、ともに励んでいきましょう!
今回はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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「書くことは考えること。
文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)