はじめまして。
<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。
「社会福祉士をめざして受験勉強をスタートさせたいけど、どんな方法で対策すればいいの?」
これから準備を始めるあなたのために、今回の記事では試験対策やモチベーション維持について解説します。
この記事はこんな人におすすめです!
・資格試験に向けてどんな勉強をすればよいかわからない
・過去問を使ってコスパよく点数をゲットしたい
・「とりあえず受験」ではなく一発合格したい
来年の試験を目標に準備、対策をはじめたみなさん。たいへんお疲れさまです!!
国家試験に必ず合格して、社会福祉士の資格ゲットしたいあなたに、短期間で効果の上がる勉強法を紹介します。
教材は<過去問テキスト><ノート>(ともに市販のもの)を使用します。
社会福祉士国家試験に関する最新情報を確かめるところからはじめましょう!
それでは、どうぞ!
【本記事はプロモーションを含みます】
社会福祉士国家試験の最新情報
国家試験に関する情報は毎日必ず確認しましょう。
https://www.sssc.or.jp/shakai/index.html
公益財団法人社会福祉振興・試験センターのウェブサイトに最新の情報(第37回国家試験)が告知されています。
2024年9月5日より受験申し込み受付が開始されました。10月4日(金)が期限となります。
第37回試験は令和7年2月2日(日)です。
さっそく「試験概要」(第37回)をチェックしておきましょう。
ちなみに<受験票>は、例年12月上旬に順次発送されます。
こまめに公式サイトにアクセスし、以下の7項目は必ずチェックしましょうね。
試験概要
①試験日 ②申込受付期間 ③試験地 ④試験科目 ⑤受験資格 ⑥受験手数料 ⑦合格発表
以上の6つをスマホのスケジュールアプリ(リマインダー)に登録し、手帳に転記していつでも確認できるようにしておくと安心ですね。
合格お守りになりますよ!
社会人も一発合格!効果的対策
「過去問」を使い倒せ!
平日の「スキマ時間」休日の「ゆったり時間」を有効活用しましょうね。
必要な知識をインプットできたら「過去問」の回転数を上げることをオススメします。
「テキスト」を読み込むだけの勉強は、直接得点に結びつきにくい上、効率があまりよくないので・・・
過去問&テキストでひたすらインプット・アウトプットを繰り返しましょう。
これで「苦手な科目」「いつもつまずく問題」「正答を出せない問題」「正解率が低い問題」を徹底的につぶしていくことに注力します。
直近年度の試験問題をみるとすべて選択問題です。ほとんどが「択一」ですが、いくつか「択二」問題もあります。
「正解肢が1つか2つか」まずここは要チェックですね。
午前の部135分で83問、午後の部105分で67問。1問あたり90秒、結構ハードです。
<問題→選択肢を読む→正解枝を決める(消去法)→マーク(転記)>
このプロセスをリズムよく踏めるようにすること、ルーティン化してしまうことが重要です。
問題番号の順番を守って最初から最後まで一気に解き進めるトレーニングを反復してください。
問題を飛ばしたり、逆行したりすると「致命的ミス」につながります。
ゼロ点科目を出してしまい不合格・・・・これは絶対に避けましょうね。
試験中は、手を止めない、考え込まない、迷わない。
とりあえず仮の答えを決めてマークしておきましょう。仮答マークのメリットは2つあります。
✔︎ マークシートの記入ミス(ズレ・モレ)を防ぐ
✔︎ もし正解肢であれば得点のチャンスが生まれる
すべての問題に一回当たっておくと、気持ちにゆとりが生まれますよね。
「迷い問題・仮答」には、必ず問題番号にチェック(✔︎)を入れておくこと。あとで「迷い問題」にダイレクトにアクセスできます。
のこり時間を有効につかうためのテクです。残った時間で「仮答の再考」と「マークの確認」に全精力を傾けましょう。
以上のことを意識して、とにかく演習を積み上げること。
いつも合格ゲットを意識して突き進んでください!
自作ノートで知識を定着させる
自作ノートのメリットは2つです。ひとつずつ順に解説しますね。
・誤答問題を解消できる
絶対モノにしたい問題は、選択肢とセットにしてノートに抜粋します。実際の過去問で説明します。 過去問 問15 社会階層と社会移動の諸概念に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
<第34回(令和3年度)「社会理論と社会システム」より>
1 純粋移動とはあらかじめ定められたエリートの基準に見合う者だけが育成され、エリートとしての地位を得ることをいう。
2 構造移動とは産業構造や人口動態の変化によって社会的地位の移動を余儀なくされることをいう。
3 業績主義とは、本人の努力によって変更することができない要素によって社会的地位が与えられることをいう。
4 属性主義とは、個人の能力や成果に応じて社会的地位が与えられることをいう。
5 世代間移動とは、一個人の一生の間での社会的地位の移動のことをいう。
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この問題は「社会階層」「社会移動」に関する用語の定義を正確にインプットしておく必要があります。
選択肢に含まれる5つの重要語「純粋移動」「構造移動」「業績主義」「属性主義」「世代間移動」をノートに抜き出し、正しい意味を書き添えます。
さらにここでひと工夫。
「本来の意味を穴埋めにする」「正解の意味も問題にする」もノートすること!
<選択肢1>を例にするとこんなイメージです。
ノートを見返し穴埋め問題をすることで重要語が定着します👇
「純粋移動」※本来の意味
移動機会の(①)によって左右される移動のことである。(②)な(③)による移動のことである。
①多寡 ②自発的 ③意思
「庇護移動」※正解の意味
あらかじめ定められた(①)の基準に見合う者だけが(②)され、(①)としての(③)を得ること。
①エリート ②育成 ③地位
試験では選択肢が示されるので、用語の意味は丸暗記しなくてよいです。キーワードをピックアップ、穴埋にして覚えてしまえば問題なし!
<問題・選択肢・重要語・キーワード>
このパッケージをノートにつくって、曖昧な記憶を撃退!「正解肢」をゲットしましょう。
・事例問題に強くなる
事例問題は状況を説明する文章が200、300字とかなりの長文になります。
内容を「読解」「分析」「整理」するテクニックが必要です。
ここで有効なのが「自作ノート」です。
以下5ステップでノートを作成してみましょう。
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過去問
問101 事例を読んで、Z障害者支援施設のF生活支援員(社会福祉士)が行ったこの段階におけるクライエントへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
<第34回(令和3年度)「相談援助の理論と方法」より>
事例
Gさん(58歳)は半年前に脳塞を起こし左半身に障害がある。現在、社会復帰を目指しZ障害者支援施設に入所している。家族は夫だけだったがその夫は10日前に病死した。葬儀が終わり戻ってきたGさんは意気消沈し精神的に不安定な状態だった。さらに不眠も続き食事もとれなくなっていた。そこでF生活支援員はGさんの部屋を訪問した。するとGさんは「退所後の夫との生活を楽しみに頑張ってきたのに、これから何を目標に生きていけばいいのか」と涙をこらえながら話して くれた。
1 不眠は健康に悪いので日中の活動量を増やすように指導する。
2 悲しみが溢れるときには、気持ちを抑えることはせず、泣いてもいいと伝える。
3 夫が亡くなった現実を直視し、落胆しすぎずに頑張るように励ます。
4 もう少し我慢し耐えていれば、きっと時間が解決してくれると伝える。
5 今までのリハビリの努力を認め、退所後に描いていた生活の一端をかなえるためにも、リハビリに集中するように伝える。
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<ステップ1>
問題(事例+選択肢)をノートに転写
↓
<ステップ2>
「問題」を確認→生活支援員の対応
「最適肢1つ」
↓
<ステップ3>
〔事例〕よりクライエントの環境・状況をアンダーラインで整理
↓
<ステップ4>
「選択肢」を分析→ライン部分不適で消肢→正解肢は「2」
↓
<ステップ5>
「不適肢」を分析
1「指導する」
✖️ 改善を指摘する段階ではない
3「頑張るよう励ます」
✖️「受容」の原則に反する
4「我慢し耐えて」
✖️「意図的な感情表出」に反する
5「リハビリに集中するように」
✖️ 悲しみに寄り添っていない
正解肢を選ぶと同時に、不適肢となる根拠を説明できるようにします。
この問題は「バイステックの七原則」と関連するので、テキストで復習しておくと知識の定着が図られますよね。
なお、時間に余裕がないとき、ステップ1から4までは過去問に直接書き込んでもOKです。
社会福祉士試験で大切な心構え
合格する覚悟で突き進む!
「今回は慣らしで、次回が本番」
仕事のかたわら貴重な時間をつかって受験勉強に励む社会人であれば「長期計画で資格取得をめざす!」ある意味、理屈にかなっているようですが・・・ちょっと賛同できません。
入学試験、入社試験、資格試験・・・いろいろ試験はありますが、一番強いのは現役(初回)受験者です。
とくに初学者は経験がないだけ適度に緊張感があり、モチベーションを高くキープしつつ勉強に取り組めます。
「不合格」の結果は気持ちよいものではありませんよね。個人差はありますが、精神的ショックは大きいし自己肯定感もかなりダウンします。
2回目のチャレンジとなれば、ひと通り内容は理解できていて、先の見通しは持てますが、必ず試験に対する慢心や油断が出てきます。
「不合格は許されない」とプレッシャーはさらに強くなり、初回より何倍も努力を要することになるのです。
労力もさることながら、問題なのは時間の浪費です。初学で合格すれば次のステップに進めます。受験勉強にかける時間をもっと有意義なことに使えるのです。
時間は有限です。貴重な資産です。
今日からでも遅くはありません。
限りある時間を有効活用して、ぜひ一発合格を勝ち取ってください!
インプットした知識は現場で深化
「受験勉強は現場では全く役に立たない」
一般によく耳にする言葉ですが、決してそのようなことはありませんよ!
19科目の内容は社会福祉士として当然修得しておくべき知識です。現場で仕事をする時には専門職の「共通語」となります。
資格を得て現場で働くようになっても、ことあるごとに用語の意味を確かめたり、最新情報を調べ直したりして、つねに更新していく必要があります。
受験勉強で苦労して身につけた基礎知識は現場でも日々磨かれ、より専門性の高い「スキル」に生まれ変わるのです。
まとめ
今回は、社会福祉士国家試験に向けた対策について解説しました。記事の内容をおさらいすると次のとおりです。
✔︎ 試験の最新情報は常にウェブサイトでチェックする
✔︎ 効果的に「過去問」「自作ノート」を組み合わせて対策する
✔︎ 「必ず一発合格する!」この覚悟で取り組もう!
以上です。
「アプリ」「通信講座」で対策!
(1)アプリ
「社会福祉士 過去問 (解説と模試つき)〜2023年2月の問題と解説を掲載!」
2023年2月の問題と解説を掲載!!社会福祉士の過去問をアプリ化。過去問検索やマイリスト機能。ランダム10問テストなど、受験したときにあったら良かったと思う機能を搭載しています。(アプリストアの紹介文より抜粋)
(2)スクール
「アルガートアカデミー 社会福祉士国家試験 基礎問題習得講座」
https://www.agaroot.jp/shakaifukushi/
基礎問題の徹底攻略により基本知識を総ざらい!合格基準の得点を確実に取るためのアウトプットを固めます。(ウェブサイトより抜粋)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「書くことは考えること。
文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ)