<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。
・入試の小論文対策に困っている
・小論文の頻出テーマを知りたい
・合格答案を書けるようになりたい
教員養成系学部を受験するみなさんのお悩みに全力で答えます。
この記事では教員養成系学部の小論文対策について以下の4つを解説します。
1 頻出テーマ
2 出題形式
3 答案作成プロセス
4 小論文完成5つのポイント
受験を目前にして<小論文対策>に悩んでいるのならぜひこの記事を読み込んでください。
合格答案の作成法を超速でマスターできますよ。
記事の最後には、実践で即役立つ「授業まとめ」と「特別企画」があります!
まず<頻出テーマ><出題形式>について解説します。
それでは、どうぞ!
【本記事はプロモーションを含みます】
頻出の7テーマをチェック
これが教員養成系学部の頻出7テーマです。
① アクティブ・ラーニング
② 学校へのAI導入
③ ICTの活用
④ 部活動の問題
⑤ いじめ・不登校
⑥ 学校現場の感染症対策
⑦ 大学改革
志望する大学(学部)のアドミッションポリシーは必ず読み込んでおきましょう。
志望大学の公式ウェブサイト<入試情報>を検索すれは閲覧できます。
「〇〇に向かって・・・する教師」という表現で提示されることが多いようです。
アドミッションポリシーと小論文のテーマが関連づけられるパターンは頻出なので要チェック!
出題形式は<課題文読解型>が主流
教員養成系学部では<課題文型小論文>が主流です。
各種資料を絡めて論述させるケースも増えています。
図表やグラフを分析し、テーマを設定、それに対する意見を論述するトレーニングが必要です。
特に<日本の教育状況>に関するグラフや図表がよく引用されます。
<教育水準><教育費負担>に関する統計は最新版を必ずチェックしてくださいね。
教育水準の統計は「PISA(学習到達度調査)」「TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)」です。
教育費負担関係は「公費負担」「学費(授業料)」「補助学習費」「奨学金制度」です。
答案作成のプロセス
答案作成は、まず<設問>の熟読からスタートします。
次に<資料の読み込み+構成図(メモ)>を作ります。
ここまでできたら、あとは答案作成に取りかかります。
設問1(統計分析 or 課題文要約)
↓
設問2(テーマに対する意見論述)
このプロセスを踏んで時間のロスを最小限に抑えましょう。
教員養成系学部の小論文にチャレンジするならオススメのテキストがあります。
頻出テーマと関連キーワードの解説がていねいで使いやすいです。
練習モチベが上がることまちがいなし↓
小論文完成!5つのステップ
合格レベルの文章を書くには<4つの力>をみがくことが大切です。
4つの力の積層状態が文章力となり小論文を攻略する<武器>となりますよ。
4つの力
資料を分析し条件にそって要約する読解力
論理的な展開で読み手を納得させる構成力
アイデアを集約し解決策を提案する発想力
論理的な文章で分かりやすく伝える表現力
次に、これらの文章力をもって小論文を完成させる5つのステップを解説しますね。
資料を読み解く
課題文の<要約>は段落をカタマリとしてとらえ事実と具体例を削いでから文章構成するのがコツです。
課題文中の「しかし」「たとえば」「さらに」など接続語にも着目しましょう。
段落関係を整理できて要旨も見えてくるので、コスパよく要約文ができますよ。
<要約のコツ>についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
そして、筆者の<主張>をとらえることに注力しましょう。
課題文を読み込んで筆者の主張(結論)をロックオンできれば大成功です!
<筆者の主張+自分の意見(根拠・事例)>で「序論」を構成できます。
設問2(意見論述)の答案も準備できるので、まさに一石二鳥ですね。
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「統計」は<数値の変化>と<出題の意図>に着目するのがコツです。
資料の背景を分析すると<事実→仮説→根拠→意見>の流れが整理できます。
これを構成図(メモ)にして内容を可視化しましょう。
構成メモをつくることで意見の根拠や解決策を整理できます。
これが「本論」を構成する設計図です。
「設問2」の答案も準備できてまさに一石二鳥です。
たとえば<公費負担>をテーマにして、構成メモを書くと以下のようになります。
構成メモ
<事実>
→OECD(経済協力開発機構)の34国で最低
<仮説>
→経済成長優先で教育政策がすべて後回しになったから
<根拠>
→対GDP比公的支出額→3.2パーセントで最低レベル
<意見>
→「未来への投資、若者への社会保障と財源確保」「貧困家庭への教育費支援を徐々に拡大」
「無利子の貸与型または給付型の奨学金制度」 「自己負担から公的支援への意識醸成」
設問に100パーセント答える
✔︎なにを書くのか
✔︎なにが条件か
この2つをいつも意識して答案をつくりましょう。
「具体例をあげて意見を述べなさい」という設問の場合<具体例>と<意見>は必須です。
どちらかひとつでも欠けたらダメ!
<設問の指示>はマストなのです。
指示をスルーすれば大幅減点、採点対象外となってしまいます。
以下3点は必ずルーティン化してくださいね。
✔︎試験の「はじめ」と「終わり」に
✔︎設問の指示と答案内容にズレがないか
✔︎必ず確かめること!
自分の意見で説得する
課題文を要約すると、筆者の主張が見えてきますよね。
筆者の主張に<共感する>か<反対するか>
ここは<共感>がオススメです。
「序論」は<筆者の主張+自分の意見>で構成できます。
あとは「本論」へ進んで、共感の<根拠>と<具体例>を述べるだけです。
「根拠」「具体例」を書くために準備することが2つあります。
✔︎「材料」をそろえる
✔︎「構成図(メモ)」をつくる
まず材料について。
知識、情報、経験、事例など頭に浮かんだアイデアをぜんぶ書き出してみましょう。
リストアップしたものを図式化して、共感する根拠を組み立てていきます。
ここでアイデアのアウトプットができなければ小論文は書けません。
だから知識や情報のインプットは、日頃からマメにやっておくこと!
新聞、業界誌、専門書など、信頼度の高いものを参考にしましょう。
「教師論」「学校教育の課題」「子どもの貧困問題」に関する情報はインプットしておくと答案のバリエーションも広がります。
教育に関する<トレンドワード>は日頃からしっかり整理しておくとよいです。
トレンドワードの勉強にオススメのテキストがあります。あらゆるジャンルの情報収集もできますよ。まさに必携の1冊です!
インプットしたことは、大切にストックしておきましょうね。
「ネタ帳」(情報収集ノート)をつくることをぜひオススメします。情報のひきだしをどんどん増やしていきましょう。
つぎに構成図(メモ)について。
頑強な家を建てるには<設計図>が必要ですよね。
構成メモは答案を論理的に展開する設計図のようなもの。
思考を図式化し書く内容を可視化すれば、論理的な文章ができます。
構成メモは、答案全体のできばえを左右するので、超重要です。
構成メモの作り方はこちらの記事もご覧ください。
構成メモから答案をつくる
構成メモができたらいよいよ原稿用紙とご対面です。
まず全体のフレームをイメージしておきましょう。
試験時間(90分)・文字量(800字)でシミュレーションしてみます。
以下はあくまで目安です。
あとは原稿用紙のルールを守って、一気に書き上げましょう!
なお、小論文は「序論」「本論」「結論」の3部構成が基本です。
字数配分
序論(意見提示)
→20パーセント(160字程度)
本論(根拠・論証)
→60パーセント(480字程度)
結論(主張・解決策)
→20パーセント(160字程度)
時間配分
要約+構成メモ
→30パーセント(約30分)
答案作成+推敲
→60パーセント(約50分)
点検+清書
→10パーセント(約10分)
推敲と見直しを怠らない
「最後まで書きあげたぞ、よしおわり!」
思わずひと息つきたいところですが・・・ちょっと待った!
ここまできたら減点ナシをめざします。
終わりのチャイムがなるまで、気を抜かず推敲と見直しに全力集中しましょう。
✔︎ 誤字脱字はないか?
✔︎ 設問に100パーセント答えているか?
「見直しのコツ・減点防止ポイント」「原稿用紙のルール」はこちらの記事をご覧ください。
最後に超重要なこと
志望学部の<過去問>はできるだけ早く手に入れてください。
直近3年分あればじゅうぶん小論文対策はできます。
過去問を手に入れたら、まず<テーマ>と<出題形式>の傾向を頭に入れて、あとは練習あるのみ!
① 課題文を読む
② 統計を分析する
③ 要約する
④ 構成メモをつくる
⑤ 意見を書く
以上5つの作業にフルコミットしてトレーニングを積み上げましょう!
授業まとめ&特別企画
まず今回の授業をまとめます。
✔︎頻出の7テーマ
1 アクティブ・ラーニング
2 学校へのAI導入
3 ICTの活用
4 部活動の問題
5 いじめ・不登校
6 学校現場のコロナ対策
7 大学改革
✔︎4つの力をブラッシュアップ!
✔︎5つのポイントを即実行!
これで文章力アップ!
そして今回の特別企画は・・・
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最後に・・・
スキマ時間を大切にして、テキストを読んで、資料で調べて・・・
そして書きましょう。
納得いくまでガッツリ書き続けてください。
合格する小論文、コツコツみがいていきましょう。
日々積み上げた鍛錬のその先に、必ず“合格”への道は開けます。
合格を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。
今回はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
第2、第3志望で他学部の対策が必要ならこちらの記事もどうぞ。