<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。
医療看護福祉系大学・学部を志望している受験生のこんなお悩みに答えます。
・入試の小論文対策に困っている
・頻出テーマで集中的に練習したい
・合格答案を書けるようになりたい!
今回は<終末期医療・ケア>というテーマについて以下の4つを解説します。
1 これが合格答案
2 まず書写からスタート
3 構成メモは答案作成必須ツール
4 重要キーワードを得点源にする
<小論文超対策マニュアル>完成!
もし受験を目前にして<小論文対策>に悩んでいるのならぜひこの記事を読み込んでください。
きっと合格答案の書き方を超速でマスターすることができますよ。
いきなり「模範答案」です。
それでは、どうぞ!
【本記事はプロモーションを含みます】
これが終末期医療・ケアの解答例
例題を使って練習してみましょう。
まず、次の<問題>と<模範答案>をじっくり読み込んでください。
問題
終末期医療・ケアについて、当事者の希望に沿うため、どのような方法をとればよいか。400字程度であなたの考えを述べなさい。
模範答案
人生の最終段階における患者の希望に沿うには、終末期医療・ケアについて、病院と家族が把握しておくことが重要である。定期的に意見交換の場を持ち、医療・ケアチームと家族が患者の願いを共有する「アドバンス・ケア・プランニング」を導入すべきである。
意見交換の際、患者の死生観を尊重し、当事者の気持ちの変容にも配慮することが肝要である。また、一方的に医療・ケアを押しつけたり、当事者の気持ちを誘導したりするような行為は絶対にあってはならない。患者の意思が関係者に正しく伝わるよう、ヒアリングの内容を記録、蓄積、共有していくシステムを構築することが急務となる。
以上の取組みを推進するため、まず社会一般の認識不足を解消しなければならない。さらなる普及・啓発が不可欠である。また、患者が気軽に相談できるホームドクターの認定や意思決定のプロセスを支援する介護職の育成も同時に進める必要がある。(400字)
まず書写からスタート
<模範答案>を読み込んだら、400字詰め原稿用紙と鉛筆などの筆記道具を用意してください。
気持ちを集中させて<模範答案>を最初から最後まで正確に書き写していきましょう。
この<書写トレ>を重ねることで、文章スキルと練習モチベは格段にアップします。
書写トレの目的は3つあります。
書写トレ
① 合格答案の内容をインプットする
② 原稿用紙の正しい使い方を覚える
③ 答案を完成させる時間を確かめる
原稿用紙ルール
✔︎ 文字は「楷書体」でマスに収める
✔︎ 書き出し、改行後段落の先頭は1マス空ける
✔︎ 行中の句読点(、。)はマスの隅に入れる
✔︎ 行末の句読点は、文字と共に入れる(行頭に打たない)→行頭禁則
✔︎ 行中のカッコ(かぎ・まる)は1マスに入れる
✔︎ 行末のカッコ(かぎ・まる)閉じは文字と共に入れる(行頭に書かない)→行頭禁則
✔︎ 行末のカッコ(かぎ・まる)始めは次行頭に入れる(行末に書かない)→行末禁則
✔︎ 原則として縦・横書きすべて「漢数字」を用いる
✔︎ 固有名詞、数値、暦年は「算用数字」を用いる
✔︎ 数字は1マスに2数字ずつ入れる
✔︎ アルファベットは縦書きに用いないが固有名詞・略語は大文字で1マスに1字入れる
(横書きには用いることができ、大文字は1マスに1字、小文字は1マスに2字入れる)
構成メモは答案作成必須ツール
試験本番でゼロから答案を作成する時は構成図(メモ)をフル活用します。
いきなり原稿用紙に文章を書き始めるのはゼッタイダメ!
構成メモを書いておけば、答案作成でフリーズしてしまうことはなくなりますよ。
頭に中がスッキリ整理されて、論文の見通しがクリアーになります。
400字程度の小論文では、答案の内容に応じて段落を構成するのが基本です。
今回は<3つの箱>をイメージして以下のような構成メモを作りましょう。
第一段落の箱<導入提案> 構成メモ 序論<導入提案>
↓
第二段落の箱<条件明示>
↓
第三段落の箱<課題提示>
以上の流れで、例題の構成図(メモ)を作ると以下のようになります。
・終末期医療の必須要件
・アドバンス・ケア・プランニングの導入
↓
本論<条件明示>
◯意見交換のプロセスを重視
→患者の価値観を尊重した結論
→当事者と家族、医療のコンセンサス
↓
結論<課題提示>
◎ホームドクターの確保
◎介護人材の育成
重要キーワードで得点アップ!
今回は400字の<書写>からスタートしましたが、本試験では800字から1,200字の内容が要求されます。
内容のボリュームアップを図るには<関連キーワード>について、日頃からの情報収集は必須です。
「尊厳死」「人生会議」「リビング・ウィル」「クオリティー・オブ・デス」「ターミナル・ケア」等の重要キーワードは調べて、専用ノートにまとめて勉強に活用することをオススメします。
専門知識と最新情報を駆使できれば、小論文の説得力”爆上げ”まちがいないです。
情報収集に役立つ省庁のウェブサイトを以下にリストアップしておきます。
厚生労働省(人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000197665.html
「終末期医療・ケア」を深掘りしたいあなたに必携のテキストをご紹介!↓↓↓
看護医療福祉系大学小論文対策のテキストとしても最適です。
これでガッツリ対策しておけば、あなたの小論文の完成度は超速アップ!
あなたが自力でゲットした情報で<模範答案>をブラッシュアップすれば、さらに内容の濃い合格答案が出来あがります。
あとは受験する学部・大学のアドミッションポリシーについて、直近の情報を必ずインプットしておきましょう。
大学・学部の公式ウェブサイトをチェックすることをオススメします。
小論文試験で高得点を取るには、アドミッションポリシーの理解は欠かせませんよ。
定期的に確認することをお忘れなく!
<小論文超対策マニュアル>完成しました!
さて今回の【特別企画】は・・・
小論文試験で合格を狙うなら
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「小論文の書き方が分からない」
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最後に。
・読み手(採点者)の気持ちを慮(おもんばか)って書く
・与えられた問題(課題)に対する結論(答え)を示す
以上2つは小論文対策の心得としてぜひ肝に銘じてほしいです。
スキマ時間を大切にして、テキストを読んで、資料で調べて・・・
そして書き上げましょう。
納得いくまでガッツリ書いてください。
日々積み上げた鍛錬のその先に、必ず“合格”への道は開けます。
合格内定を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。
今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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「書くことは考えること。
文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)