こんにちは。
<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。
・入試の小論文対策に困っている
・小論文の基本から勉強したい
・合格答案を書けるようになりたい
これから大学入試にチェレンジする受験生のこんなお悩みにお答えします。
志望大学を決めて小論文対策を始めるならこの記事を読み込んでください。
<例題>→<演習>→<解説>→<まとめ>で論理的文章を書くコツをつかめます。
そしてあなたは合格への第一歩を踏み出すのです!
今回のテーマは小論文の理論構成で以下の3つを解説します。
1 これが論理的文章の条件
2 文章の<禁じ手>に気をつける
3 <紙上対話>で得点アップ!
まず論理的文章の条件について解説します。それでは、どうぞ!
【本記事はプロモーションを含みます】
これが論理的文章の条件
そもそも論理的の「論理」ってどんな意味ですか?
「論」は<主張・結論>で「理」は<理由・根拠>です。
「論理」の意味は「結論」の妥当性が「根拠」により保証されていること。
「問題→結論→根拠→具体例→結論」のプロセスで筋道が通れば、文章は論理的になります。
問題から結論までの道が一本だと「論理的文章」のお墨つきがもらえるわけ。
逆に、途中で話題が脱線したり意見が飛躍したりすると、減点されたり採点対象外になったり・・・
採点者ファーストで、わかりやすい文章を書くこと、これは当然ですよね。
とても重要なことなので、繰り返します。
「小論文は論理的文章で書くこと!」
問題(テーマ)から結論まで、筋道通った文章を書くことに全力を注ぎましょう。
文章の<禁じ手>に気をつけよう
小論文を書くとき、ついついやってしまうミス(禁じ手)が3つあります。
✖️ 別の論点を加えてしまう
✖️ 不要な文を続けてしまう
✖️ 自己体験のみを根拠にする
この3つは<字数かせぎ><自分よがり>の印象を与えてしまうし、なにより筋道の通った文章になりません。
当然、論理バラバラ、説得力ゼロの小論文になってしまいます。
「論点の追加」「不要文の羅列」「体験のみ根拠」で<減点文章>を量産してしまいます。
自分中心に論述を進めてしまい、読み手の立場をすっかり忘れているのです。
小論文を読んで合否を決めるのは採点者であることを肝に命じましょう!
次のチャプターの演習で確かめていきましょう!
別の論点を加えない
問題 「新型コロナ感染拡大を防止するため、すべての国民にワクチン接種を義務化すべきである」という意見にあなたは賛成しますか。 答案 ワクチン接種には一定の効果は認められるが、すべての国民に義務化することには反対だ。一人一人の体質や健康状態は様々であり、国民が一斉に接種できるわけではないからだ。それにマスクなどで感染対策していれば義務化は必要ないと考える。ワクチンでは飛沫による感染は防げない。 解説 (第一文)問題に対して答えを出す 修正 (第一文・二文はそのまま)それに副反応によるデメリットもある。たとえば副反応による体調不良で仕事や学業に支障をきたしてしまう。
(第二文)根拠を示し論を展開する
(第三文)第二文に続き根拠を示す
×論点増えて枝分かれした!
(第四文)第三文の根拠を換言する
◯マスク着用を「副反応」に置き換えて、論点ズレを修正してみました。
不要な文を加えない
問題 「新型コロナ感染拡大を防止するため、すべての国民にワクチン接種を義務化すべきである」という意見にあなたは賛成しますか。 答案 すべての国民にワクチン接種を義務化すべきだと考える。感染拡大を防ぐことが大前提であるし、医療現場だけに過度な負担をかけることはできないからだ。私も通知があればすぐに接種を受けるし、家族や友達にも強くすすめたい。 解説 (第一文)問題に対して答えを出す 「第三文」をつい書いてしまう人、けっこう多いですよ。 修正 (第一文・二文はそのまま)またワクチン接種は高齢者の重症化リスクを軽減することにもなる。
(第二文)根拠を示し論を展開する
(第三文)個人的な気持ちのみ示す
×余計な文で効果なし!
ここで、レッツ・リライト!
◯第二文の根拠にさらに別の根拠を追加し「説得力アップ作戦」です。
自己体験だけを根拠にしない
問題 「新型コロナ感染拡大を防止するため、すべての国民にワクチン接種を義務化すべきである」という意見にあなたは賛成しますか。
答案
すべての国民にワクチン接種を義務化すべきだと考える。なぜなら家族全員がワクチン接種を受けることで、安心して生活を営むことができるからだ。
解説
(第一文)問題に対して答えを出す
(第二文)根拠を示し論を展開する
×個人的体験は根拠として不十分!
体験を入れるのはよいですが、それだけでは根拠にはなりません。
ならば、レッツ・リライト!
修正
家族全員がワクチン接種を受けることで、安心して家庭生活を営むことができる。たとえば、ワクチンで同居する高齢者の重症化リスクを軽減できる。
このようにワクチン接種は、日常生活と感染対策を両立させるきっかけとなる。よって私は義務化を支持する。
解説
(第一文)
→個人的体験を根拠に論を進める
(第二文)
→第一文を具体的に換言する
(第三文)
→一般的な表現で言い直す
(第四文)
→問題に対して答えを出す
◯根拠を具体化・一般化し、結論を出しているため、読み手の納得感もよりアップします。
<紙上対話>で得点アップ!
採点者はあなたの書いた小論文に<ツッコミ>を入れながら読んでいきます。
ツッコミとは疑問や反論のこと。コレを答案を作るときに先取りすればよいのです。
演習で作成した答案をもとに解説します。
紙上対話
ワクチン接種に一定の効果は認められるが、すべての国民に義務化することには反対だ。
(反対派なのですね。でもどうしてそう考えるの?)
一人一人の体質や健康状態は様々であり、すべての国民が一斉に接種できるわけではないからだ。
(なるほど。確かに個人差に配慮するのは大切だけど、それだけで反対する理由にはならないよね。感染急拡大で犠牲者がたくさん出るかもしれないよ)
たとえば副反応による体調不良によって、仕事や学業に支障をきたすデメリットも考えられる。
(えっ?デメリットだけ?これって接種を受けたすべての人に当てはまること?)
確かに、家族全員がワクチン接種を受けることで、安心して生活を送ることができるし、同居する高齢者の重症化リスクも軽減する。
(おっと、メリットについても述べて、賛成派の立場を認めたね。で、結論はどうなるの?)
こんな感じで、書き続けていきます。( )内がツッコミです。
一人二役で対話している感じです。
相手の質問にきちんと答えるのが大事なポイント。
小論文の最終目的は?
「問題」にきっちり答えることでしたよね。
ところで「会話」は楽しくおしゃべりすること。「対話」は質疑応答、議論を重ねて結論を出すこと。
相手の話に耳を傾け、不明なことについて質問する、自分の意見を相手にわかりやすく説明し、ていねいに答える。
ごく当たり前のことだけど、試験会場で急にやれって言われてもムリですよね。だから意識して日頃からトレーニングしていきましょう。
対話の積み重ねが論理的な文章を書くトレーニングになるし、小論文スキルアップの最短ルートなのです。
合格答案は添削後に完成する!
今回は<論理的文章の極意>について深掘りしました。
✔︎<問題→考え→根拠→答え>のプロセスで文章を書くこと
✔︎<論のつけ足し・不要文の追加・体験のみ根拠>に注意すること
✔︎ 採点者との<対話>を意識して論述をすすめること
この3つを実践すれば必ず小論文のクオリティーはグッと上がります。
そして・・・
答案(小論文)が完成したら必ず信頼できる人に添削してもらいましょう。
小論文の添削はプロに依頼するのが、スキルアップと高得点ゲットへの早道です。
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最後に。
短い時間でかまわないので毎日、読んで、調べて・・・
そして書きましょう。
同じ問題にくりかえしチャレンジしましょう。
納得いくまでガッツリ書き続けてください。
日々練習を積み上げたその先に、“合格”への道は必ず開けます。
合格を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。
今回はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
入試まで時間がない受験生のための<まとめページ>です。一気読みがオススメです!
「書くことは考えること。
文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)