小論文試験で合格を狙うなら
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「小論文の書き方が分からない」
「合格のためのポイントを知りたい」
と思っているあなたに、大学入試で出題される論文テーマに対する<合格への道筋>をお届けします。
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あらためまして、
<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。
大学入試ですぐに役立つ<小論文要約問題>対策を記事にしました。
課題文型小論文の対策を始めるなら、まずこの記事を読み込んでください。
<例題>→<演習>→<解説>→<まとめ>でバッチリ速習できます。
「字数制限付き要約文」の完成スキルをサクッと手に入れましょう。
要約文完成法をマスターして、志望大学合格への第一歩を踏み出してください!
今回は<要約文完成法>を以下の3ステップで解説します。
1 課題文は<かたまり>で読み解く
2 課題文を2つの<箱>で整理
3 3つのパーツを構成して要約文完成
それではまず<課題文読解法>からどうぞ!
【本記事はプロモーションを含みます】
課題文は<かたまり>で読み解く
小論文の課題文には、各分野の専門家が執筆した評論文が引用されます。
国語(現代文)の授業で扱った教材(作品)を思い出してください。
もちろん評論文は論理的に構成されていますよね。
だから・・・
「飛ばし読み」「端折り読み」「ながら読み」では内容を正確に把握できません。
必ず「熟読・精読」しましょう。
まず脳ミソをフル稼働して課題文をじっくり料理してほしいのです。
各段落を<カタマリ>(単位)と見立て、課題文全体を通読します。
内容を熟読することで<段落相互の関係>をガッチリとらえてください。
同時に、要約文に使えそうな<キーセンテンス>にも目をつけておきます。
キーセンテンスを見極めるコツは次のチャプターで解説しますね。
課題文を2つの<箱>に整理する
課題文を読みながら必ずやってほしい作業があります。
段落内の各文章を2つの<箱>に仕分ける作業です。
仕分けるときの基準は要約文に<必要>か<不要>かです。
真っ先に<不要箱>に直行するのは以下の2つ。
✖️ 体験談
✖️ 具体例
迷うことなくバッサリ削除してください。
この作業は残すか削るかです。保留はありません。迷いは時間をロスするだけです。
課題文をスパッと断捨離して、あとはゆるりと答案作成に注力しましょう!
逆に<必要箱>に必ず残すべき文章は以下の3つです。これは要約文の重要なパーツとなります。
要約文パーツ
① 問題(テーマ)
→文末が(~か)の<提起文>に注目します。冒頭に出てきますが明示されない場合もあります。
② 筆者の主張(結論)
→「したがって」「要するに」の接続語や「〜となる」「〜ではないか」「〜と考える」の文末がヒントになります。
③ 根拠(理由)
→「〜から」「〜ので」に注目して文章を選び出しましょう。
3パーツを構成して要約文完成
次の作業に移ります。
必要箱に残した3つのパーツで構成図(メモ)を作りましょう。
構成メモは<問題>→<結論>→<根拠>のフローで作ります。
とてもシンプルでしょう。手順は以下のとおり。
① 筆者の主張(結論)を中心に置いて構成するのがキモです。
↓
② 結論から遡って問題を対置する。明示されていなければ自作する。
↓
③ 根拠となる情報をピックアップして、コンパクトにまとめる。
<問題><根拠><結論>で文章を構成すれば<要約文>は完成です!
ここから演習です。レッツトライ!
課題文
私たち人間は、欲望を制御できず、つい過ちを犯してしまう存在です。だからこそ社会には道徳と監視が不可欠なのです。しかし監視する側も人間である以上、当然そこにも不都合が起こり得ます。すなわちプラバシー保護の問題です。街中のあらゆる場所に設置された防犯カメラには、一般市民の個人情報を無制限に流出させるという最悪の人権侵害を起こす危険性があります。防犯カメラを廃止すればプライバシー侵害もなくなるというわけではありませんが、自分たち人間がミスやエラーを犯しやすい存在であることを率直に認め、監視社会を見直すべき時にきているのではないでしょうか。
※実際の課題文には下線は付されていません
設問
課題文を100字以内で要約しなさい。
① 課題文から<結論>(筆者の主張)を探します。結論は末尾部分(下線部)ですよね。
②<問題>を検討しましょう。問題は監視の「強化or見直し」の択一型です。
①②で構成メモは以下のようになります。
<結論>監視社会を見直すべきだ
↓
<問題>社会には道徳と監視が不可欠。監視を強化すべきか、見直すべきか。
③ <根拠>を探しましょう。課題文の2つの文(下線部)に着目します。
<根拠①>
監視する側も人間でミスやエラーを犯す存在である。
<根拠②>
個人情報が流出すればプライバシー侵害も避けられない。
これで<問題><結論><根拠>がすべて出そろいました。
3つのパーツで文章を組み立てればバッチリ<要約文>ができあがります。
要約文
社会に監視は不可欠だが、監視する側も人間でありミスやエラーを犯す。もし個人情報が外部に流出すればプライバシー侵害も避けられない。重大な人権侵害を引き起こす可能性が高いので、監視社会は見直すべきである。(100字)
あと構成図(メモ)を文章化するとき、以下の3つは要注意です!
✔︎ 個人的な意見はゼッタイ混ぜない
✔︎ 課題文で使用されているキーワードを必ず入れる
✔︎ 文頭のマスは詰めること。全体をまとめながら字数を調整する
もし字数がオーバーした場合は、内容を修整しなければなりません。
必要な語句は字数制限ギリギリまでマスに詰め込みましょうね。
要約問題の評価は<加点式>です。字数不足は確実に減点対象になります。
採点リストにある<必須語句>が答案に網羅されていれば、得点アップの可能性は高くなります。
課題文の要約スキルを磨けば<説明問題>や<論述問題>にも対応できます。
まさに一石三鳥ですよ!
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最後に。
小論文試験の対策でいつも意識してほしいことがあります。
・読み手(採点者)の気持ちを慮(おもんばか)って書くこと
・与えられた問題に必ず結論(答え)を出すこと
そして・・・
短い時間でよいです。毎日、読んで調べて、書きましょう。継続は力なり!
くりかえし問題にチャレンジして、納得いくまで書き続けてください。
日々練習の積み上げこそ重要!その先に“合格”への道は必ず開けます。
合格を勝ち取るまでともに励んでいきましょうね。
今回はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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「書くことは考えること。
文章力はきっとあなたの財産となる」
(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)