はじめまして。
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今回のテーマは理想とする公務員像です。以下の3つを解説します。
1 理想の公務員像を整理する
2 現状の問題点を総チェック
3 コレが答案作成の超重要ポイント
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まず理想の公務員像について解説します。それでは、どうぞ!
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<理想の公務員像>を整理する
設問
設問①
「あなたのめざす公務員像について論じなさい」
設問②
「住民からの公務員批判にどう対処するか、あなたの考えを述べなさい」
設問①②は異なる自治体から過去にそれぞれ出題されたものです。
よく読んでみると、表現こそ違いますが、問われていることは同じです。
<理想とする公務員像><あるべき公務員の姿>ですよね。
公務員の理想像、あるべき姿を整理すると、以下の3つになります。
・ 住民サービスを最優先にする
・ 行政分野の専門知識を持つ
・ 過度なセクト主義に陥らない
自治体の職員であれば<住民ファースト>は当たり前ですよね。
経験を積み行政のプロとして住民のニーズに真摯に対応する。
これも当たり前のこと。
でも公務員は短期間での異動があり、専門スキルの蓄積が難しく、窓口サービスの質低下も懸念されます。
また業務の複雑化や過重労働による公務員のメンタルダウンが社会問題になっています。
近年、勤務形態を見直し、業務の効率化、時間外労働の縮減、メンタルヘルスケアやワークライフバランスの取組が続けられています。
しかし過度な効率化がかえって<前例踏襲><なわ張り意識>を強化し、住民の不満や行政批判の原因になっていることも事実です。
<あるべき公務員の姿>と<住民による行政批判>
両方をどう整理し、ギャップをどう解消すればよいのでしょうか。
この問題に具体的な解決策を提示しながら、論文の答案を構成することが必須となります。
現状の問題点を総チェック!
役所(行政)は組織です。
住民のニーズに即応し質の高いサービスを提供するには、組織的に業務を遂行する<システム>が必要ですよね。
このシステムを動かすために、大切にされていることが次の5つです。
・ 法規による形式的支配
・ 指揮系統と役割分担
・ 組織への忠誠心と職務執行
・ 文書による命令伝達
・ 適材適所と職務専念
でもこれらを徹底しすぎると、逆に組織が硬直化し業務が行きづまり、非効率になることがあります。
行政サービスの<質低下>を招く結果となるのです。
ここで行政サービスの質低下の原因を整理しておきましょう。
質低下の原因
✔︎ 画一的業務
✔︎ ことなかれ主義
✔︎ たて割り行政
✔︎ 先例主義
✔︎ 没個性・創意工夫の喪失
理想とする公務員像と行政への批判、住民の不満、業務遂行システムの功罪・・・
理想と現実とのギャップを解消するよいアイデアはあるのでしょうか?
業務のプロセスを見直し、職員の個性をオープンにする
これにヒントがありそうです。最後のチャプターで解説します。
ココが答案作成の重要ポイント
福岡県の過去問で解説します。
設問
地方公務員法第三十条には、地方公務員としての服務の根本基準として「すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当っては、全力を挙げてこれに専念しなければならない」と規定されている。これを踏まえ(1)(2)についてあなたの考えを述べよ。(令元 福岡県)
(1)あなたが目指す公務員像
(2)福岡県職員として行いたいこと
まず設問(1)
「あなたが目指す公務員像」について
ここは構成メモをフル活用します。
以下が構成メモのフローです。
(意見)
↓
(問題点)
↓
(解決策)
↓
(根拠)
↓
(結論)
この流れで構成メモを作りましょう。 構成メモ① (意見)
<目指す公務員像>
①住民ファースト
②豊富な行政知識
③全体を俯瞰する力
↓
(問題点)
・画一的業務
・ことなかれ主義
・縦割り行政
・先例主義
・没個性、創意工夫の喪失
↓
(解決策)
◯業務で職員の個性オープン化
◯スキルアップ研修実施・参加促進
◯外部からのチェック機能導入
↓
(根拠)
公務員志願者は仕事にやりがいを強く求めている
↓
(結論)
理想と現実のギャップを埋める
バランスのとれた業務遂行
(個人+組織)
次に設問(2)
「職員として行いたいこと」について
これも以下のフローで構成メモを作ります。
最後は<自己アピール>でしめくくること!
構成メモができたら、さっそく答案作成に進みます。 構成メモ② <県内地域の課題>
↓
<チャレンジしたい施策>
↓
<得意・スキルアピール>
あとは県内各地域の特徴、諸課題について情報収集し、ノートに整理しておきましょう。
日頃から県の公式ウェブサイトをこまめにチェックしましょうね。
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とにかく書きましょう。
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今回はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)