<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master )です。
今回は<少子化対策・子育て支援>をテーマとした論文試験について以下4つを解説します。
1 「少子化対策・子育て支援」は頻出テーマ
2 <書写>で論文スキルの基礎を磨け!
3 構成メモが答案作成必須ツール
4 重要キーワードを得点源にする
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さっそく「頻出問題」からどうぞ!
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「少子化対策」は頻出テーマ
まず次の<問題>をじっくり読み込んで、論文の<答案>をイメージしてみましょう。
問題
人口の減少は、県内の各地域におけるさまざまな需要の減少をもたらし、地域経済をはじめ、地域の社会システムにさまざまな影響を与えることが指摘されています。そこで、岩手県の現状における課題を1つ挙げ、この課題の10年後における望ましい姿を述べるとともに、そのために必要な具体的な取り組みについて、具体的に論じなさい。(令2 岩手県)
<書写>で論文スキルを磨く
はじめに400字詰め原稿用紙を3枚と鉛筆などの筆記道具を用意してください。
次に、索出した<模範答案>を最初から最後まで正確に書き写していきましょう。
書写トレのメリットは3つあります。
書写トレ
① 合格答案の構成・内容をつかめる
② 原稿用紙の正しい使い方を覚える
③ 答案完成までの時間を確認できる
この<書写トレ>を重ねることで、モチベとスキルは格段にアップします!
原稿用紙のルールについては、以下に整理しておきますね。
原稿用紙ルール ✔︎ 文字は「楷書体」でマスにきちんと収める ✔︎ 書き出し、改行後、段落の先頭は「1マス」あける ✔︎ 行中の句読点(、。)は1マスに入れる ✔︎ 行末の句読点は、文字と共に入れる(行頭に打たない)→行頭禁則 ✔︎ 行中のカッコ(かぎ・まる)は1マスに入れる ✔︎ 行末のカッコ(かぎ・まる)閉じは文字と共に入れる(行頭に書かない) →行頭禁則 ✔︎ 行末のカッコ(かぎ・まる)始めは次行頭に入れる(行末に書かない) →行末禁則 ✔︎ 原則として縦・横書きすべて「漢数字」を用いる ✔︎ 固有名詞、数値、暦年は「算用数字」を用いる ✔︎ 数字は1マスに2字ずつ入れる ✔︎ アルファベットは縦書きに用いないが、固有名詞・略語は大文字で1マスに1字入れる
(横書きには用いることができ、大文字は1マスに1字、小文字は1マスに2字入れる)
構成メモは答案作成必須ツール
実際の試験場でゼロから答案を作成する場合は構成メモをフル活用すること。
たとえ書きたいことが頭に浮かんできたとしても、
いきなり原稿用紙に書き始めてはダメ!
これ論文対策では<鉄則>ですよ。
論文は「序論・本論・結論」の3部構成を基本とします。
したがって構成図も3つの「箱」で考えます。
序論の箱<現状・問題点>
↓
本論の箱<解決策・取組み>
↓
結論の箱<方向性・まとめ>
以上の流れで<少子化対策>の構成メモを作ると、以下のようになります。 構成メモ 序論<現状・問題点> 本論<解決策・具体的取組み> 結論<方向性・まとめ>
・日本は人口減少時代に突入
・「高齢化率」は世界最高水準
・「合計特殊出生率」は低水準
・深刻な働き手・担い手不足
・「切れ目のない(結婚・出産・育児)支援」を推進する
・出会いのサポート、お見合いイベントを企画する
・男性の育児参画(両性協同育児)を促進させる
・地域コミュニティによる育児支援を推奨する
・価値観の強要はできないが、若い世代が結婚・育児に展望が描けるように環境を整えていくことが重要
少し流れがみえてきましたよね。
頭に中が整理されて、執筆の方向性がクリアーになったのでは?
構成メモを書いておけば、答案執筆中にフリーズしてしまうことはなくなります。
ここで「結論」に注目してください。
「確かに・・・できない。しかし・・・するのが重要である」
これは反論想定法です。
相手の立場に配慮しつつ自分の意見を主張する論述法ですよ。
公務員は「公平・公正」の精神を職務遂行のベースにしなければなりません。
すべてにおいて「バランス感覚」が強く求めらる職業ですよね。
論文においても「この精神・意識・感覚をしっかり持っています!」とアピールしておきましょう。
とても大切なことなので肝に銘じておいてくださいね。
重要キーワードを得点源にする
あなたが受験する自治体が独自に展開する「少子化対策」の情報は、必ずインプットしておきましょう。
自治体の「公式ウェブサイト」をこまめにチェックしておくとよいです。
「合計特殊出生率」「希望出生率」「育児休業制度」「インボス制度」「子育て支援パスポート事業」など重要キーワードは、情報収集し、専用ノートに整理しておくことをオススメします。
論述試験で高得点を取るには、あなたが住む自治体の最新情報のインプットは欠かさないこと。そして、日々アップデートしておくこと。
コレ超重要ですよ。
専門知識と最新情報を駆使できれば、論文の説得力”爆上げ”まちがいないですよね。
「少子化問題」のジャンルに関する知識は、日頃から積極的にインプットしましょう。
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最後に。
・読み手(採点者)の気持ちを慮(おもんばか)って書く
・与えられた問題(課題)に対する結論(答え)を示す
この2つは論文対策でいつも肝に銘じてほしい。
スキマ時間を大切にして、テキストを読んで、資料で調べて・・・
あとはひたすら書きましょう。
自分が納得いくまで書き続けてください。
日々積み上げた鍛錬のその先に、必ず“合格”への道は開けます。
合格を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。
今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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(by しょうろんますたあ_りらいとらぼ)