<りらいとらぼ>を運営する“しょうろんますたあ”(@ronbun_master
)です。
・入試の小論文対策に困っている
・小論文の頻出テーマを知りたい
・合格答案を書けるようになりたい
今回は理学・工学系学部を受験するみなさんのお悩みに全力で答えます。
この記事では理学・工学系学部の小論文対策について以下の4つを解説します。
1 頻出テーマ
2 出題形式
3 答案作成プロセス
4 小論文完成5つのポイント
受験を目前にして<小論文対策>に悩んでいるのならぜひこの記事を読み込んでください。
合格答案の書き方を超速でマスターできますよ。
記事の最後には、実践で即役立つ「授業まとめ」と「特別企画」があります!
まず頻出テーマについて解説します。
それでは、どうぞ!
【本記事はプロモーションを含みます】
頻出5テーマをチェック
これが理学・工学部系の頻出テーマです。
① 生物多様性と環境保護
② 新型コロナと科学技術の役割
③ 自然災害対策と都市設計
④ 医療、福祉の高度化と人工知能
⑤ 脱炭素社会と再生可能エネルギー
あと「〇〇エネルギーの変換・保存」「〇〇の原理・法則」など、理科や数学の知識に関する出題も予想されるので対策が必要です。
高校理科の教科書を使って重要事項を復習しておくことをオススメします。
出題形式をチェック
まず、理学・工学部系の出題形式について解説します。
「統計データ型」小論文が主流なので、その対策にシフトするとよいです。
小論文の資料といえば<課題文>と<統計データ>ですよね。
最近、課題文の読解にウェイトを置く問題や、統計データをもとに論述する設問が増えています。
「課題文」「図表」「グラフ」からテーマを設定し、意見を書く(=文章化する)トレーニングを積んでおくとよいです。
「生物多様性」「環境保護」「人工知能」「持続可能な開発目標」に関するグラフや図表がよく引用されます。
最新版をチェックしておきましょうね!
たとえば、以下のようなパターンです。 設問パターン <設問A>
課題文要約・筆者主張のまとめ
↓
<設問B>
指定されたキーワード説明
↓
<設問C>
筆者の主張に対する意見論述
答案作成のプロセスをチェック
答案作成は「設問」の熟読からスタートします。
そして次は・・・
資料の読み込み+構成メモ作成です。
その後は一気に・・・
設問A(課題文 or 筆者主張の要約)
↓
設問B(キーワード・データ説明)
↓
設問C(テーマに対する意見論述)
このプロセスで答案を完成させましょう。
<構成メモの作成><課題文の要約>については以下の記事で解説しています。
理・工学系学部を受験するなら、オススメのテキストを紹介します。
頻出テーマと関連キーワードの解説が、とてもていねいで分かりやすい。
練習モチベが上がることまちがいなし!これぞ激推しの1冊です。
統計データ型攻略で必要な力
小論文を攻略するには<4つの力>を磨くことが大切です。
4つの力の積層が文章力を高め、小論文を攻略する<武器>となります。 4つの力 「読解力」
資料を分析し、条件にそって要約する力
「構成力」
論理的な展開で、読み手を納得させる力
「発想力」
アイデアを集約し、解決策を提案する力
「表現力」
論理的な文章で、分かりやすく伝える力
次に、小論文を完成させる5つのポイントを解説しますね。
資料を読み解く
まず「課題文」の要約です。要約文を文章の流れに沿って構成します。
ちなみに<設問A>が要約問題になるケースが多いですね。
文頭の接続語「しかし」「たとえば」「さらに」に着目すれば、段落関係が見えてくるのでコスパよく要約できます。
あとは「筆者の主張」を見つけることに全力を注ぎましょう。課題文を読み込み「筆者の主張=結論」をロックオンできれば大成功!
筆者の主張に<自分の意見(+根拠・事例)>を続けると<序論+本論前半>の論述構成ができます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次は「統計(データ)」の分析です。
統計は<増減>と<意図>に着目するのがコツです。
「なぜここで増えて(減って)いるのか?」(増減)
「出題者はデータで何を言いたいのか?」(意図)
問いの答えを探索しながら以下のフローで構成図(メモ)を作成します。
事実→仮説→根拠→意見・結論
構成メモができれば、意見の根拠から解決策まで整理できますよ。
構成メモは本論を構成するのに必須の<設計図>なのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に、字数制限付きの論述の<設問C>が控えています。
課題文と統計を読み解けていれば設問Cは全くこわくない!
答案作成の準備はオッケーです。まさにコスパ最高!
設問に100パーセント答える
✔︎なにを書くのか
✔︎なにが条件か
この2つをいつも意識して答案をつくりましょうね。
「具体例をあげて、意見を述べなさい」といった設問の場合、「具体例」「意見」での論述が必須となりますよね。
どちらかひとつでも欠けたらダメ!
設問の指示はマストです。
指示のスルーは大幅減点となり、採点対象外になることも。
✔︎試験の「はじめ」と「終わり」に
✔︎設問と答案の内容にズレがないか
✔︎必ず確かめること!
自分の意見で説得する
「課題文」を要約すると、筆者の主張が整理できます。
筆者の主張に<共感>か<反対>か。ここは<共感>がオススメです。
「筆者の主張+自分の意見(体験+事例)」で論述すれば<序論+本論前半>の構成ができます。
「根拠」「事例」を書くのに、準備することが2つあります。
✔︎ 材料をそろえる
✔︎ 構成図(メモ)をつくる
まず材料について
知識、情報、経験、事例など頭に浮かんだアイデアをすべて書き出してみましょう。
リストアップしたアイデアを図式化しながら<共感する根拠>を組み立てます。
アイデアのアウトプットができなければ、そもそも小論文は書けません。
だから知識や情報のインプットは、日頃からマメにやっておくこと。
新聞、業界誌、専門書など信頼度の高いものを参考にしましょう。
「再生可能エネルギー」「地球温暖化」「人工知能」に関する情報をチェックしておくとアイデアのバリエーションも広がりますよ。
トレンドワードは日頃からノートに整理しておくとよいです。
あらゆるジャンルの情報収集をするため、必携の1冊です↓↓↓
インプットしたことはネタ帳(情報収集ノート)にストックしておきましょう。
情報のひきだしがどんどん増えますよ。
つぎに構成図(メモ)について
家を新築するには<設計図>が必要ですよね。
構成図(メモ)は、本論を論理的に展開する設計図のようなもの。
構成メモは、小論文全体のでき映えを左右するので超重要です。
思考が可視化され内容が整理されるため、論理的な文章を書かけるようになります。
構成メモから答案をつくる
構成メモができたら、いよいよ原稿用紙とご対面!
原稿用紙のルールを守って、一気に書き進めます。
まず全体のフレームをザッとイメージしておきましょう。
試験時間(90分)・文字量(800字)でシミュレーションしてみます。
小論文は「序論」「本論」「結論」の3部構成が基本です。 字数配分 序論(意見提示) 時間配分 要約+構成メモ
→20パーセント(160字程度)
本論(根拠・論証)
→60パーセント(480字程度)
結論(主張・解決策)
→20パーセント(160字程度)
→30パーセント(約30分)
答案作成+推敲
→60パーセント(約50分)
点検+清書
→10パーセント(約10分)
推敲と見直しを怠らない
「最後まで書きあげたぞ、やれやれこれでおわり!」
思わずひと息つきたいところですが・・・ちょっと待ったー!
誤字脱字はありませんか? 設問に100パーセント答えていますか?
ここまできたら減点ゼロをめざすのです。
終了のチャイムが鳴るまで、気を抜かず<推敲・見直し>に全力集中!
「見直しのコツ・減点防止ポイント」「原稿用紙のルール」は、この記事で紹介しています。
最後に超重要なこと
志望する学部の過去問は必ず手に入れてください。直近3年分あれば、じゅうぶん小論文対策はできますよ。
過去問を手に入れたら<テーマ><出題形式>を頭に入れてあとは練習あるのみ。
① 課題文を読む
② 統計を分析する
③ 要約する
④ 構成メモをつくる
⑤ 意見を書く
この5つの作業にフルコミットしてトレーニングを積み上げましょう!
授業まとめ&特別企画
まず今回の授業をまとめます。
✔︎頻出5テーマ
① 多様性と環境保護
② 新型コロナと科学技術の役割
③ 自然災害対策と都市設計
④ 医療、福祉の高度化と人工知能
⑤ 脱炭素社会と再生可能エネルギー
✔︎<4つの力>をブラッシュアップ!
✔︎<5つのポイント>で小論文攻略!
プラス文章力レベルアップ!
そして今回の特別企画は・・・
小論文試験で合格を狙うなら
まずはこれを見てください!
「小論文の書き方が分からない」
「合格のためのポイントを知りたい」
と思っているあなたに、大学入試で出題される論文テーマに対する<合格への道筋>をお届けします。
・実際の出題テーマに基づいた「答案作成アドバイス」
・小論文が苦手でも簡単に書ける「テンプレート」
興味がある方はぜひこちらをご覧ください↓↓↓
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最後に・・・
スキマ時間を大切にして、テキストを読んで資料で調べて・・・
そして書きましょう。
納得いくまでガッツリ書き続けてください。
合格する小論文、コツコツみがいていきましょう!
日々積み上げた鍛錬のその先に、必ず“合格”への道は開けます。
合格を勝ち取る日まで、ともに励んでいきましょうね。
今回はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
第2、第3志望で他学部の対策が必要ならこちらの記事もどうぞ。